ヤマハと東京メトロ、多言語アナウンスサービス「みえるアナウンス」を東京メトロの駅に試験導入

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2023/12/23 12:00

 ヤマハと東京地下鉄(以下、東京メトロ)は、聴覚障がいのある人や増加する訪日外国人旅行者など多様な顧客への情報提供の充実を図るため、駅構内のアナウンス音声を専用アプリ不要で手持ちのスマートフォンに文字表示して案内できる SoundUDの多言語アナウンスサービス「みえるアナウンス」を東京メトロの駅に試験導入する。さらに、全駅の音声アナウンスに「おもてなしガイド for Biz」を導入する。

サービス概要

 本サービスは、駅係員が操作して多言語のアナウンスを放送できるタブレット/スマートフォン向けアプリ「おもてなしガイド for Biz」と、ユーザーが持つスマートフォンをかざすか二次元コードを読み取ることでアナウンスの内容を文字表示できるトリガーボードから構成される。

 東京メトロでは、これまでも障がいのあるユーザーや外国人を含むすべてのユーザーが安心・快適に利用できる環境づくりをしてきたが、今回、全駅の業務用タブレット端末に「おもてなしガイド for Biz」アプリを導入し、駅構内での4言語(日・英・中・韓)のアナウンスに活用することにした。

 さらに、「おもてなしガイド for Biz」のアナウンスに連動して、ユーザーのスマートフォンへ文字表示させることができるトリガーボードを、7駅計46か所に試験的に設置する。トリガーボードにユーザーが持つスマートフォンをかざすかコードを読み取ることで、その駅で放送された「おもてなしガイド for Biz」を活用したアナウンスの内容が文字で表示され、聴覚障がいのある人や訪日外国人旅行者にも視覚的に情報を伝えられるようになる。

  「おもてなしガイド for Biz」の導入と「みえるアナウンス」用トリガーボード試験設置の開始は、2024年1月10日(水)を予定している。

「みえるアナウンス」試験導入駅

上野駅、浅草駅、銀座駅、新大塚駅、綾瀬駅、東池袋駅、江戸川橋駅

 ヤマハと東京メトロは、これからも安全・安心なサービスを提供することで、人々の豊かなくらしを支えていく。