セコムと"シニア・ファースト"をミッションに掲げるIoTベンチャー企業のチカクは、「たのしい、みまもり。」をコンセプトにした高齢者向けの見守りサービス「まごチャンネル with SECOM」を来年1月8日(水)に発売。また、一般販売に先駆け、先行体験キャンペーンを開始する。
セコムでは、これまでにも「セコム・ホームセキュリティ」のオプションサービスで安否見守りサービスや救急通報サービスを提供しており、今年4月には救急通報や健康相談、安否確認が可能な救急時対応サービス「セコムみまもりホン」を発売するなど、高齢者向けの見守りサービスを展開している。
一方、チカクは「シニア・ファースト」をミッションに掲げ、家族のスマホアプリで撮影した動画や写真を親が暮らす実家のテレビに直接送信することで、インターネットやスマホに不慣れなシニア世代でもテレビを通して孫と一緒に暮らしているかのような疑似体験ができる「まごチャンネル」を開発し、販売している。
2018年9月から両社は、24時間365日「安全・安心」を提供してきたセコムの実績や知見と、チカクのシニア世代に寄り添ったIoTサービスに関する技術や知見をもとに、協働して新サービスの開発に取り組んできた。
今回提供を開始するまごチャンネル with SECOMは、チカクのまごチャンネルに、セコムの環境センサー「みまもりアンテナ」を接続することで、コミュニケーションを楽しみながら見守りができるサービス。
実家では、まごチャンネルを通じて、離れて暮らす家族の動画や写真などをテレビで楽しめ、家族の側では実家の「みまもりアンテナ」からの情報をもとに起床や就寝、室内の温湿度の変化などをアプリで確認することが可能。
離れて暮らす親のことが「心配ではないものの様子は知りたい」というユーザーや、親から「まだ元気だから見守りは必要ない」と言われているユーザーに向け、ゆるやかな見守りを提供するとともに、楽しみながらサービスを利用することができる。
なお、本サービスは、セコムの"共想"で生まれる協働プロジェクトブランド「SECOM DESIGN FACTORY」の第1弾商品となる。
今後もセコムとチカクは、超高齢社会におけるさまざま社会的課題の解決に向け、両社で連携しながらサービスを開発・提供していく。