日本企業の新規事業開発やイノベーション創出を支援する事業共創カンパニーであるRelicは、NTTドコモ(以下、ドコモ)の先進技術を活用したメタコミュニケーションサービス「MetaMe(メタミー)」で、新たな価値の交換プラットフォームとして、NFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)を取り扱う「MetaMe NFTマーケット」をサービス開始した。
イベント連動したデジタルコンテンツを取り扱っていたMetaMe内の既存マーケットに加えて、今回リリースする「MetaMe NFTマーケット」では、コラボした企業およびアーティストのNFTや、MetaMe内で閲覧できる絵画(アート)、会員証、メタバース内の服、ユーティリティなどを得られるさまざまなNFTを、仮想通貨(初期リリースではPolygonのみ。順次拡大予定)を使って購入できる。MetaMe NFTマーケットは、アーリーワークスなどパートナー企業と連携をして開発した。
今回リリースされたMetaMe NFTマーケットでは、複数のNFTを初期展開し、安全な取引の環境を提供。同取り組みを通じて、NFTによる価値交換を加速させ、MetaMe経済圏の構築を目指す。今回のマーケット構築では、Web3の特性であるブロックチェーンへの書き込みにかかる時間を考慮した実装やスマートコントラクトの修正の困難さといった課題を乗り越え、高いユーザー体験を実現。これにより、ユーザー間での円滑な価値交換を可能にし、ファンコミュニティの拡大を推進する。
NFTマーケットは、絵画(アート)や会員証、アバターが着用する服などをトークン化するだけでなく、今まで可視化されなかった価値のトークン化が可能。たとえば、“推し活”の熱量などがトークン化され交換することができる予定だという。クリエイターエコノミーの発展とともに、この取り組みはファンとクリエイターの関係性をより深化させ、新たな価値創造を可能にする。
また、同リリースに合わせ、MetaMe公式アンバサダーとして新たにWeb3インフルエンサーの「のろいちゃん」が就任。今後のMetaMeの取り組みにおいて、NFTの魅力や楽しさを共に発信していく。
MetaMeについて
「MetaMe」は、わたしらしい趣味や表現、会話をきっかけに、共通の価値観を持つ人同士でつながることができる、新しいかたちのコミュニケーション空間。利用者の価値観を反映する「Home」と、コミュニケーションの場となる「Community World(コミュニティ・ワールド)」のふたつの概念から構成されている。
「MetaMe」は、大企業やスタートアップ企業のイノベーション創出や事業創造を支援し、豊富な事業共創の実績を持つRelicの「オープンイノベーション事業」の一環として、大企業の新規事業創出を劇的に加速するインキュベーションパートナー・プラットフォーム「DUALii(デュアリー)」を活用し、サービスの提供および運営を行っている。2023年2月に、ドコモの新規事業創出プログラム「docomo STARTUP」の取り組みの一環として、β版先行提供による事業検証を開始した。