デジタルコミックエージェンシーのナンバーナインは、東証グロース上場企業であるカヤックより約1億円の資金調達を実施したことを発表した。
ナンバーナインは、漫画家の持つ漫画作品の収益最大化や漫画家の創作活動をサポートする事業を多角的に展開している。現在は、電子コミックの配信から販促までをワンストップで提供するデジタル配信サービス「ナンバーナイン」に加え、IP創出カンパニーとしてオリジナルWEBTOONやオリジナル漫画の制作にも注力している。
今回の資金調達は、事業拡大に向けた採用強化とオリジナルWEBTOON、オリジナル漫画の制作への投資が大きな目的。主力事業であるデジタル配信サービス「ナンバーナイン」のさらなるシステム強化と事業拡大、国内トップクラスの制作スタジオ「Studio No.9」によるWEBTOON制作体制の強化、組織拡大にともなうコーポレート体制への投資を予定している。
また、カヤックは、グループの成長戦略として「仲間を増やす」ことを方針に、M&AやCVC活動などの推進を本格的に開始している。現在14の子会社を持ち、上場支援の経験や圧倒的な開発力をもつカヤックとの業務提携を同時におこなうことで、WEBTOONの制作体制強化、「ナンバーナイン」のシステム強化、コーポレート部門の体制強化に対してシナジーを創出することも目指す。