モリサワ、大阪・関西万博にフォント提供 会場サインなどにUD新ゴとClarimo UDシリーズが採用決定

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2024/05/31 10:00

 モリサワは、2025年日本国際博覧会協会(以下、2025年日本国際博覧会協会)に対し、フォントサブスクリプションサービスMorisawa Fontsの専用プランと、アプリ用フォント、ウェブフォントを提供することを発表した。

 同社は、2023年7月に2025年日本国際博覧会協会と「大阪・関西万博PRブロンズパートナー」として協賛契約(広報・プロモーション参加)を締結しており、今回、新たにフォント提供に関する協賛契約を締結し、2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)の会場サインや公式アプリ、パンフレットなどで使用するための各種フォントの提供が決定した。

 会場サインについては、同社のUD新ゴシリーズとClarimo UDシリーズの採用が決定している。

 UD新ゴシリーズは視認性が高く、読み間違えにくいデザインを採用したUD(ユニバーサルデザイン)フォントである。日本語(和文)に加え、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語(ハングル)を展開している。また、UD新ゴシリーズとの併記を目的として開発したClarimo UDシリーズは、英語やフランス語などに対応したラテンアルファベットのほか、ロシア語などのキリル文字、ギリシャ文字、ベトナム語をカバーする欧文、アラビア文字(アラビア語やペルシア語などで使用される)、デーヴァナーガリー文字(ヒンディー語やネパール語などで使用される)、タイ文字(主にタイ語などで使用される)など、150を超える言語に対応している。UD新ゴ、Clarimo UDシリーズは、異なる言語でも統一感のある表現を可能にする。

 今回、2025年日本国際博覧会協会に提供するフォントは、フォントサブスクリプションサービスMorisawa Fontsに搭載されている2,000以上の書体のなかから厳選した、上記のUD新ゴ、Clarimo UDシリーズを含む専用プラン。同社は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げる大阪・関西万博を、世界中のたくさんの人が楽しめるよう、多様な表現を多彩な文字で応援する。