博報堂は、これまで社内専門組織として活動してきた「TEKO(テコ)」を母体に、企業価値を高めるクリエイティビティを提供する専門ファーム「TEKO LEVERAGE」を設立し、営業を開始した。
日本には、実力がありながら顧客や投資家、学生、社員などのステークホルダーにその魅力や実績をうまく伝えられておらず、過小評価されている企業が少なくない。企業が自社の価値をステークホルダーに適切に共有することは、社内外の支持、共感を引き出し、企業のさらなる成長につながっていく。
TEKOはこのような企業に対し専門的なクリエイティビティを提供するために、自社の価値をステークホルダーに適切に共有するために専門的なクリエイティビティを提供できるよう、広告やマーケティングを超えて、企業活動全般のクリエイティブに携わってきた4人のクリエイティブディレクターとひとりのマーケティングディレクターによって2017年に発足した。2019年からは営業やビジネスプロデュース機能を内包した専門組織として金融機関やコンサルティングファームなどとも協働しながら、さまざまな企業の価値向上に寄与してきた。
今回設立したTEKO LEVERAGEでは、企業本来の価値を発見し、表現することに秀でたクリエイターやマーケターが、独自のクリエイティブワークを通じて企業の客観的評価を高めるさまざまな支援をワンストップで行う。また、今回の新会社設立を機に提携先の拡充をおこない、より実践的な価値発信や全国の金融機関と協働した地域企業の支援にも力を入れていく。
TEKO LEVERAGEは企業価値をクリエイティブでレバレッジする専門ファームとして、より多くの日本企業の価値向上に取り組み、経済や地域社会の活性化に資するクリエイティビティを提供していく。