Z世代向けの企画・マーケティングを行う「僕と私と」は、全国のZ世代・ミレニアル世代各360人を対象に、SNSでのタレントやインフルエンサーの影響度に関する意識調査を実施した。
Z世代の半数以上がTikTokを週に2~3日以上使用
はじめに、主要なSNSの利用状況を比較したところ、すべてにおいてZ世代の利用率がミレニアル世代を上回る結果に。とくにInstagramとYouTubeに関して「ほぼ毎日見る」と答えたZ世代は、ミレニアル世代に対して20ポイント以上多い回答となった。
なお、利用率に関してもっとも世代間の差が出たのはTikTokで、ミレニアル世代は過半数を超える54.2%が「利用したことはない」と回答した一方、Z世代は、半数以上が週に2〜3日以上使用していることがわかった。
ミレニアル世代の7割はインフルエンサーを「誰もフォローしていない」
続いて、タレント・インフルエンサーのフォロー状況を聞いたところ、半数以上のZ世代がタレントやインフルエンサーをフォローしている一方、ミレニアル世代はいずれも過半数を割っていることが明らかとなった。とくにインフルエンサーに関しては、ミレニアル世代の7割近い66.7%が「誰もフォローしていない」と回答した。
世代を問わず、フォローしている人数はタレント・インフルエンサーともに「1~9人」という回答がもっとも多かったものの、フォローする対象としてタレントのほうが多い傾向にあり、インフルエンサーはある程度厳選してフォローしている様子がうかがえる。
Z世代の6割以上がタレント・インフルエンサーの影響で商品に興味を持つ
また、タレント・インフルエンサーの投稿がどれくらい商品・サービスの購入に影響しているかを聞いたところ、Z世代のほうがミレニアル世代よりもタレント・インフルエンサーの影響を受けやすいことがわかった。
「影響を受けることはない」と答えたのは、Z世代では30%台だったのに対し、ミレニアル世代では50%を超える結果に。タレントとインフルエンサーで与える影響に大きな差はみられなかった。
このほかにも今回の調査では「コスメ」「飲食店」「旅行」など、ジャンルごとにタレントとインフルエンサーのどちらのほうが影響力が大きいかといったデータを収集している。
調査概要
- 調査期間:2024年6月11日~12日
- 対象条件:全国のZ世代(18~27才)およびミレニアル世代(30~43才)
- 調査有効回答数:720名(各世代360名ずつ)
- 調査方法:インターネットを利用したアンケート