電通デジタル、インフルエンサー×縦型動画広告施策の包括的支援モデル「ヒト×タテMarketing framework」開始

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2024/10/16 13:00

 電通デジタルは、インフルエンサーを起用したタテ型動画広告施策において、企画から実行、分析まで一気通貫で実施し、パフォーマンスを最大化する独自の支援モデル「ヒト×タテMarketing framework」を開発し、同モデルを活用したサービスの提供を開始する。

 インフルエンサーを活用したマーケティングは、SNS戦略の中心的な手法として広く活用されている。とくにSNS上で急成長している「タテ型動画」は、主要なコンテンツ形式として注目を集め、動画広告市場においてもマーケットを牽引する役割を果たし、ますます重要性を高めている。

 一方、SNSマーケティングにおいて、インフルエンサーとタテ型動画広告を組み合わせた施策には、次のような課題がよく見られる。

  1. インフルエンサーキャスティングにおいて、データなどにもとづかず、実績や商品との感覚的な相性などで選定させることが多い。
  2. 広告配信目的に応じた最適なインフルエンサー企画や、広告配信用クリエイティブ設計のノウハウが不足している。
  3. 売上や事業成長など具体的な成果にもとづいた施策の評価が難しい。

 これらの課題を解決するため、電通デジタルでは、SNSマーケティングにおける豊富な支援実績と各SNS系プラットフォーム事業者と広告事業やデータ事業で多くの協業を行う、社内横断組織で構成したSNSスペシャリスト集団「Social Connect Group」が、インフルエンサーとタテ型動画広告を組み合わせた施策のパフォーマンスを最大化する支援サービスモデルを開発した。本モデルでは、4つのステップをベースに、Social Connect Groupが、電通デジタル・国内電通グループ(dentsu Japan)の独自のソリューションを活用しながら統合的にプランニング支援する。 

STEP1:調べる

SNSユーザーを趣味嗜好で区分した“トライブ”基点の独自分析をおこなう統合フレームワーク「Tribe Driven Marketing」を活用し、SNS上のユーザー生成コンテンツ(UGC)を分析。ユーザー属性や発話内容を特定し、SN上で効果的な訴求ポイントを見つけ出す。

STEP2:見つける

分析結果をもとに、理想的なインフルエンサー像および選定基準をより具体化し、キャスティングをおこなう。

STEP3:作る

クリエイティブ専門グループが広告目的に応じてインフルエンサー×広告クリエイティブのタテ型動画クリエイティブを制作し、適切な配信プラットフォームの選定、広告プランを策定したうえで、広告出稿・運用をおこなう。

STEP4:分析する

データクリーンルームを活用し、広告データと国内電通グループの独自データ、外部の購買データなどを連携し、事業に直結する具体的な指標をもとに施策の効果を評価することで、インフルエンサーを活用した広告配信における購買への貢献度などを分析する。

 今後も電通デジタルは、ソーシャルメディアを軸とした「長期的なマーケティング支援」「短期的なプロモーション支援」「データ・ナレッジの蓄積」に向け、企業ごとの課題や昨今のトレンドに沿って戦略・戦術を描き、独自のソリューションを活用しながらマーケティング活動を支援していく。