DLE、ミドルクオリティのアニメーションを低コストかつ短納期で叶える「オルタナティブ・アニメ」事業開始

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2025/03/14 16:30

 ディー・エル・イー(以下、DLE)は、拡大傾向が続くアニメビジネス業界へ提供する新たなサービスとして「オルタナティブ・アニメ」事業の開始を発表。

プロジェクト概要

 「オルタナティブ・アニメ」事業とは、テレビ放送や配信を目的とした30分のアニメ・シリーズ(1クール、全12話)をメインの領域として、DLEのAdobe Animateによる制作ノウハウを活かし進化させたミドルクォリティのアニメーションを通常の2Dアニメ会社よりも低コストかつ短期間で制作するというもの。

アニメーション業界の課題とオルタナティブ・アニメ

 近年のアニメビジネスの世界的活況によって、日本のアニメ制作のスタジオ各社の制作状況は逼迫し、昨今では作品の完成が4~5年先になると言われている。そのような環境下で、DLEは同事業がIPホルダーやコンテンツプロバイダー、製作委員会などの問題の解決策となるものとの考え。

 企画からローンチまでが数年先になるのが常態化するアニメビジネスの世界で、原作などのIP(知的財産)が旬のうちに制作、公開することでビジネスの成功確度をあげることを目指し、DLEは当事業を開始する判断をした。

展開作品

 同事業の第1弾として、3月12日(水)に発表された「クレヨンしんちゃん」のスピンオフコンテンツ『野原ひろし 昼メシの流儀』(BS朝日にて2025年10月より放送)のアニメ制作を担当しており、現在鋭意制作中。