NTTアドとKaizen Platformは、NTTグループ内外のDX支援の強化を図ることを目的として、UXを軸としたとしたDXプランニング、DXコンサルティングを行う新会社「DX Catalyst」を設立した。
NTTアドは、2020年1月に共同出資でeスポーツ分野における新会社NTT e-Sportsを設立。4月に原宿でオープン予定の商業施設「WITH HARAJUKU（ウィズ原宿）」内においてサイネージや街アプリと連携した新たなショールーミングスペースを開設するなど、動画コンテンツやモバイルアプリ、デジタルサイネージなどを活用した街づくり×ICTマーケティングの具現化・ビジネス創出に向けた取り組みを強化してきた。今回、動画の活用やウェブサイト改善などのソリューションに基づくUX設計において実績を持つKaizen Platformと戦略的な提携を深め、さらにそれを加速させる。
Kaizen Platformは、企業の事業に合わせた最適なDXを支援するクラウドプラットフォームサービス「Kaizen Platform」と、動画クリエイティブの改善から顧客体験の改善までをサポートする5G時代の新しい動画クリエイティブプラットフォーム「Kaizen Ad」を提供。5Gの実用化にともない、DX支援事業を立ち上げ、先進的な取り組みにチャレンジしてきた。それらの事業を通じて得られた大企業をはじめとした実績とノウハウを元に、DX人材やリテラシー不足の課題に向けたさらなる事業展開を行っていく。
さらにNTTアドは、協創ビジネスの拡大を目的として、Kaizen Platformの既存株主であるNTTドコモ・ベンチャーズ（以下、NDV）からの譲受により、Kaizen Platformの株式を追加取得し、両社間における資本・業務提携をより一層強化していく。
NTTアドとKaizen Platformは、昨年1月の業務・資本提携以来、共同でNTTグループのウェブサイトにおける商品・サービス紹介の動画化、各種パンフレットや顧客説明ツールなど既存コンテンツのデジタル化・動画化など、5Gを見据えて動画を中心としたマーケティングソリューションの提供に取り組んできた。
今回の資本提携の強化、および合弁会社設立を通じて、両社の強みを掛け合わせたパートナーシップをより一層強化していく。ユーザーの関心や趣向に合わせてパーソナライズされたコンテンツの提供や、動画を通じた新しい顧客体験の創出など、5Gによる変化に最適化されたUXの提供を軸としたDX支援を強化し、事業成長への貢献を目指すとのこと。
