AR技術とAIチャットを用いたコミュニケーションツール「Unscene Support(アンシーンサポート)」を開発する株式会社Unsceneは今回、East Ventures、個人投資家を引受先とした資金調達を行ったことを発表した。今回の調達により、さらに強固な開発体制の構築を行っていく。
同社が提供する同プロダクトは、家電や家具などの有形商品に特化した、顧客の問題解決の「スピード」にこだわったカスタマーサポートプラットフォーム。下記の4つの特徴をもつ。
QRコードスキャン
製品のQRコードをスキャンするだけですぐに問合せがスタート。わずらわしい型番入力や検索は不要。なお、段階的に物体認識技術を取り入れ、QRコード不要のサービスを提供する予定。
AIチャットボット
自動対応するAIチャットボットが24時間365日対応。
ARガイド
目の前の製品上にARを使った3Dビジュアルを表示して操作説明を行う。取扱説明書よりも直感的でより理解しやすくする。
ライブビデオサポート
顧客による自己解決が難しい場合は、ビデオ通話を使ってオペレーターが製品の問題点を確認しながら操作指示を出すことが可能。口頭によるわずらわしい確認作業を減らすことができる。
なお同社では、同ツールに加え、実店舗を持つ量販店など向けに、訪問客に自動で接客を展開し訪日外国人客への多言語対応や、接客人材不足への解決策、今まで取得が困難だったユーザーの店舗内の行動データの取得チャネルとして有効なソリューション("Unscene Retail")を開発中となっている。