ソニーは、独自のAIを活用した映像解析技術によって、リアルタイムにクリエイティブな映像コンテンツ制作を実現する、映像制作支援ユニット Edge Analytics Appliance『REA-C1000』を発売する。
Edge Analytics Applianceは、動体や顔の検知、色や形状の認識など、複数の技術を機械学習させたAIエンジンを搭載。接続したカメラの映像を自動的に解析しGPU上で処理を行うことで、映像内の特定の被写体の抜き出しや、それを他の映像と組み合わせてリアルタイムに表示することが可能となる。
こうした映像制作に、専門知識や特別な機材を必要としないため、教育現場や企業などさまざまなシチュエーションで、よりクリエイティブな映像コンテンツを効率的に制作できる。
AIエンジンには長年にわたるカメラ開発で培われた画質パラメーターやPTZ(パン・チルト・ズーム)駆動に関するノウハウが生かされており、同社の旋回型リモートカメラシステムやXDCAMカムコーダーと組み合わせることで、より高度な機器連携を実現。また、4K/HDの入出力に対応しており、将来の4K制作への移行にも対応する。
本機は各種アプリケーションのライセンス(別売)を本体にインストールすることで、板書抽出や自動追尾、クロマキーレス CG オーバーレイなどの多様な機能を、利用環境やニーズに応じて選択し、使用することができる。
ソニーは、Edge Analytics Applianceを通じて、多彩な用途で、より簡単に魅力的なコンテンツ制作の実現を支援し、ビジュアルコミュニケーションの効果を最大限に高めるソリューションを幅広く提案していく。