クラシル制作のブランドムービーで好感度167%に 世代別クリエイティブ・ターゲティング配信施策も実施

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2020/04/13 07:00

 管理栄養士が監修した「かんたんにおいしく作れるレシピ」を提供するレシピ動画サービス「クラシル」を運営するdelyは、アサヒビールが販売する輸入ワイン「サンタ・ヘレナ・アルパカ」と昨年11月に実施したタイアップ企画で、30代を中心とした広告接触者のブランド好意度が167%、飲酒意向が127%となったことを発表した。

 また、上記施策でより明確になった製品に対する世代別イメージをもとに、追加施策として、タイアップ企画「世代別クリエイティブ制作×ターゲティング配信」施策を実施した。

 両社は昨年11月、「幅広い世代に日常的にワインを楽しんでもらいたい」という同商品のマーケティング戦略をもとに、「ワインのある日常はいつもの食卓をちょっと幸せにする」をテーマにしたコンセプトムービーの制作・配信をタイアップ企画として実施。その結果、30代を中心とした広告接触者のブランド好意度が167%、飲酒意向が127%になった。

 中でも、同サービスにおいて「おつまみ」レシピを検索するユーザーのうち78.1%は「同ブランドの商品を飲みたくなった」と回答し、「食事と一緒に・日常的に楽しむワイン」というイメージの創出につなげることができた一方、上記施策をとおして、20代-40代の年代別にワインおよび同商品に対するイメージや課題感が異なることも、より明確になった。

世代別のイメージ傾向

20-30代

 「ワインを飲むのは“特別な日”」「ワインは1回で飲みきらねばならないもの」、「ワインを飲む時にはワインにあわせた料理を作らなければならない」といった固定概念が強い。

40代

 20-30代に比べ、日常的な食事と一緒にワインを楽しむ人が多い一方、「特別な日に飲むもの」というイメージを持つ人が多い。

 そこで同社とアサヒビール社では今回、追加施策として、同ブランドの販促策として11月に制作・配信したコンセプトムービーの訴求ポイントを世代別に変え、15秒のウェブムービーとしてリメイク。20-30代は日常的にお酒やおつまみを楽しむ同サービスの「おつまみ」レシピ閲覧ユーザー、40代は日常的に料理をする「主食・おかず」レシピ閲覧ユーザへターゲティング配信を行った。

配信クリエイティブ

20-30代

 日常的に楽しめるワインであること、同製品は1回で飲みきる必要はなく1週間楽しめることを訴求

40代

 20-30代向けのクリエイティブに比べ、ライフスタイルより「食卓」にフォーカス。