声援を自宅から生放送の場に音で届ける ヤマハ×ドワンゴ、ニコニコネット超会議で遠隔応援システムを実験

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2020/04/15 10:50

 ヤマハとドワンゴは、現在開催中の「ニコニコネット超会議2020」のプログラムのひとつとして4月19日(日)に生放送される「超リモート歌ってみた~おうちで開催 テレビ電話でカラオケ大会~」において、ヤマハが現在開発を進める遠隔応援システム「Remote Cheerer powered by SoundUD(リモートチアラー パワード バイ サウンドユーディー)」の共同実験を行う。

実験イメージ:国内外の視聴者の声援や拍手を統合、会場に設置されたスピーカーから再生
実験イメージ:国内外の視聴者の声援や拍手を統合、会場に設置されたスピーカーから再生

 同システムは、テレビやラジオのみならず、ストリーミング配信、パブリックビューイングなどを通じて、音楽ライブやスポーツ中継、講演会などを離れた場所から鑑賞する機会が増えつつあるなか、自身の声援を会場に設置したスピーカーを通じて、音で現場に届けることができるように開発が進められている特許出願済みの新技術。

 ほかにも、放送と連動して視聴者限定コンテンツやサービスをスマートフォンに提供したり、ユーザーから送られてきた音声に連動して会場のサイネージの表示コンテンツを切り替えたりするなど、「SoundUD」の技術を活用して、遠隔地と会場をつなぐインタラクティブな演出を容易に行えるシステムとなっている。

 

 今回の共同実験は、同イベント内で行われる生放送番組の出演者に届くよう、自宅からでも画面の向こうの会場に声援などを直接音で届けることができる、ユーザー参加型の共同実験。同プログラムの生放送中に、同システムの対応アプリ「おもてなしガイド」を用いることで、自身の声や拍手、サウンドエフェクトなどを、会場に設置されたスピーカーを通じて音で届けることができる。スピーカーは会場各所に設置されており、どのスピーカーから音を出すかもアプリから選択できるため、あたかも観客席にいるかのような感覚で白熱の声援を届けることができる。

 新型コロナウイルス感染症の拡大にともない、多くの活動が制限されているなか、両社は今回の共同実験によって、視聴者の声を少しでも多く現場に届け、視聴者と出演者が一体となって楽しめる、臨場感に溢れたインタラクティブな視聴体験を提供したい考え。

対象プログラム

  • 生放送タイトル:「超リモート歌ってみた~おうちで開催 テレビ電話でカラオケ大会~」
  • 放送日時:4月19日(日)13時~
  • 番組URL:https://live.nicovideo.jp/watch/lv325251964
  • 実験内容:DAMの家庭用カラオケアプリを用い、採点機能や視聴者アンケートを用いた勝ち抜き歌合戦を実施、生放送する。歌っている本人はニコニコ生放送のコメントを読むことができないため、スピーカーを設置し、視聴者の応援の声を届ける。

「おもてなしガイド」アプリでの実験参加方法

  1. App Store、Google Playより「おもてなしガイド」アプリをスマートフォンなどにインストール
  2. 対象プログラムの放送中にアプリを起動し、「ニコニコネット超会議」のアイコンをタップ
  3. アプリに表示される操作方法に従い、声援や拍手などを現場に送信

 なお、一部のプログラムでは、「おもてなしガイド」などの「SoundUD」対応アプリに対して、「SoundUD」の多言語同時翻訳システムを用いた多言語配信も行う予定

ニコニコネット超会議2020 Supported by NTT 開催概要

 同イベントは、毎年4月に開催していた「ニコニコ超会議2020」の日程に新たに6日間を加え、4月12日(日)~4月19日(日)の計8日間にわたり開催するネットイベント。開催期間中は、niconico公式サイトのTOPページが【ネット超会議会場】となり、日本に存在するさまざまなエンターテインメントを集合させる大規模なインターネットの祭典となることを目指す。