デジタルとマス広告の連動で相乗効果へ  電通ら「オンオフ統合クリエイティブワークフロー」開発

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2020/04/28 06:00

 電通、電通デジタル、セプテーニは、デジタル広告とマス広告の連動・併用による相乗効果を最大化する「オンオフ統合クリエイティブワークフロー」を開発し、2020年5月1日より順次運用を開始する。

 近年、デジタル広告(オン)とマス広告(オフ)を連動・併用するマーケティング活動が高い効果を発揮することが広告主に理解・浸透してきた。そのため広告素材のオンオフ連動も増え、今後、ますます加速することが予想される。

 電通のデータドリブン・クリエーティブ・センター、電通デジタルのアドバンストクリエーティブセンター、セプテーニでは、これまでのオンオフ連動成功事例のプロジェクト担当者から知見を改めて集約し体系化。デジタル広告とマス広告のクリエイティブ素材を一元的にプランニング・制作・管理するワークフローを共同で開発した。さらに、オンオフ連動をよりスムーズに行うためのツールを開発したことで、デジタル広告とマス広告を高い次元で統合させ、クオリティーとコストの両面から相乗効果を生み出す。

 具体的には、オンオフ統合キックオフミーティング(OOM)を設定・定例化し、その際に双方で共有すべき項目・確認事項をチェックリスト化。デジタル広告とマス広告の連動・併用に必要な素材のパターンをあらかじめ想定しておく。また、映像・画像編集時にデジタルメディアでの再生時の見え方を事前に確認できる新ツール「ムービーシミュレーター」を開発・導入した。これにより、オンオフ統合案件の業務全体の品質向上、サービス向上を実現することが可能となる。

 本制作ワークフローは、「デジテレ MAX」プロジェクト(デジタル広告とテレビ広告を効果的に連動・併用することでマーケティング効果を最大化することを目的としたプロジェクト)の一環として実案件に順次導入をしていくとともに、リモート制作体制にも対応していくとのこと。