アドウェイズの子会社・UNICORN、ボリュメトリックビデオを活用した映像体験型広告「XR Ad」の提供開始

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2023/04/24 14:30

 アドウェイズの子会社であるUNICORNは、新しい映像体験が可能なボリュメトリックビデオを活用した「XR Ad」の提供を開始した。

 「ボリュメトリックビデオ」は、複数のカメラで撮影した人物や空間を3DCG化する技術。空間自体を3次元のデジタルデータへ変換しているため、視聴者は360度自由な視点から映像を視聴することができる。

 アドウェイズでは2021年より、商用ボリュメトリックスタジオを運営するクレッセント社とパートナーシップ提携をし、ボリュメトリックビデオのサービス化に向け、連携を進めてきた。

 今回、ボリュメトリックビデオを活用した新しい映像体験型広告「XR Ad」として、サービス化し、全自動マーケティングプラットフォーム「UNICORN」において配信が可能となった。

 「XR Ad」を用いた同社先行テストでは、静止画の広告と比べ、AR起動率は約4倍高い結果となり、ボリュメトリックビデオを用いたバナーは平均滞在時間が長く、広告表示回数に対するAR起動率が高いことが確認できた。商品や世界観を3D AR化することにより、企業とユーザ―のエンゲージメント向上に効果がみられる結果となった。

 現実の空間や人物・物体等をデータ化し、撮影とほぼ同時に3D映像を生成できるボリュメトリックビデオの技術を広告クリエイティブにも活用していくことで、ブランドの世界観、商品やブランドの魅力を、今までにない新しい映像体験として訴求することが可能となる。

クリエイティブ例
クリエイティブ例

 ユーザーは、最先端のキャプチャシステムから提供される高品質な360度のホログラムにより、没入感のある、新しいARでの映像体験を、専用アプリをインストールすることなく、スマートフォンのブラウザ上で楽しむことができる。

 「XR Ad」は、同社の100%子会社であるUNICORNが提供する全自動マーケティングプラットフォーム「UNICORN MODE:ENGAGEMENT」において配信が可能となる。

 UNICORNでは、ターゲティング毎にキーワードグループを作成し、配信コンテンツ内の文脈を解析した上でコンテキストに最適な広告配信をCookieに依存せず行うことで、ユーザーのモーメントを捉えたコミュニケーションを実現。また、配信実績やエンゲージメント実績を元にした独自のアドフラウドプロテクションや配信先の取捨選択など、正しい指標で本質的な意思決定をサポートする。

 デジタルアドの可能性を拡げ、新しい形でのユーザーコミュニケーションをリッチクリエイティブで実現でき、フラウドを除く本質的な指標と機械学習によるハイブリットな広告配信エンジンにより、ブランドイメージを毀損することなく、本当に興味を示したユーザー群へ効率的かつ効果的な広告配信が可能となる。

 アドウェイズグループでは、今後も市場のニーズにいち早く対応し、全世界に「なにこれ すげー こんなのはじめて」を届け、同社に関わるすべての人々の可能性をひろげる「人儲け」の実現に向け、尽力していく。