「Designer's Meeting」のコンテンツ企画
「Designer's Meeting」はこれまで計8回を数えます。毎回、大きなコンセプトはDesRelグループで設定し、アサインした登壇者と内容を詰めます。登壇者本人の意思を尊重しながら、実際にやってみたからこそわかったことや学び、気づきなど生の声に重点を置いてコンテンツを企画しています。
DesRelグループからひとつだけお願いしているのは、デザインを実際にやってみたからこそわかったことや学び、気づきなど「生の声に重点を置く」ことの一点のみです。
各回のコンテンツは次のとおり。延べ約80人が登壇しています。
- 第1回:経営がデザインに期待していること
- 第2回:ゲーム系のプロダクトデザインについて(コトダマンなど)
- 第3回:ライフスタイル事業特集(家族アルバムみてね、minimoなど)
- 第4回:デザイン本部特集 & デザイン広報実績共有
- 第5回:23新卒デザイナーとメンターへインタビュー & 渋谷区中学校部活動支援 & デザイン本部新任部室長挨拶
- 第6回:モンストのキャラクター制作やプロダクトデザインについて & 知財室表現TIPS
- 第7回:ソーシャルベッティングのプロダクトデザイン
- 第8回:千葉ジェッツのクリエイティブ制作全般〜どう仕事を広げていったのか〜
MIXIは多くの事業運営をしているため、毎回バラエティに富んだコンテンツが並びます。内容もさまざまで、制作の強みや成果を共有する方、ワークフローやチームビルディングを共有する方、ペアデザイン制度を紹介し社内異動を促す方、リブランディングの試行錯誤を共有する方、メンターとともに登壇する新卒デザイン職など、どれもユニークなナレッジシェアになっています。
配信は業務時間内の平日午後に行っていますが、リアルタイム視聴は毎回150名前後。視聴者は専用のslackチャンネルで交流でき、Slack起点で登壇者の会話が広がることもあります。また、リアルタイムで視聴できないメンバー向けに、アーカイブ映像も後日公開しています。
2年間運営してきた「Designer's Meeting」ですが、これまでコンテンツ企画に頭を悩ませたことはありません。最近では、「あの部署こんな取り組みをしていたよ」「あの人こんなおもしろいデザインをしていた」など、偶発的なコミュニケーションから企画が広がることもしばしばで、リレーションが活発化している影響だと考えています。
交流の機会を増やし、新たなコラボレーションにつなげる
ところで当初の狙い、
- 社内にはたくさんのデザインの知見や失敗が眠っている
- 社内にはたくさんのおもしろいデザイン職が在籍している
- 社内にはたくさんのおもしろい仕事がある
はどのくらい進捗していると言えるのか、また冒頭の課題にどれだけインパクトしていると言えるのでしょうか。
「Designer's Meeting」単体の効果測定はなかなか難しいとは思うものの
- 人事・労務への相談件数の減少
- 中途や新卒、いずれも社内異動件数が増加
- デザイン本部へのマネジメント相談件数の増加
- 登壇者を快く引き受けてくれるデザイン職の増加
- 新卒研修など組織開発に巻き込めるデザイン職の増加
- DesRelグループへの異動者が現れる
など、組織の活性化に一定の影響を出しているといっても良いのではないかと考えています。
引き続きデザイン職同士のコミュニケーションやリレーションを強化し、今後は職能を超えた他職種とのコラボレーションにもDesRelグループを中心にチャレンジしていきたいと思います。