PLAYとWOWOW、コンテンツ配信の新たな価値創造を目指して新会社「WOWOWクロスプレイ」を設立

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2023/06/05 12:00

 PLAYとWOWOWは、共同出資による「WOWOWクロスプレイ」を設立した。両社は同合弁会社の設立を通じて、双方のグループリソースを総合的に活用し、放送におけるDXを推進し、コンテンツ配信における新たな価値創造を目指す。

今回の取り組みの背景

 PLAYは、動画配信プラットフォーム STREAKSやメディアサプライチェーンプラットフォーム KRONOSを提供している。STREAKSは、国内のプレミアムコンテンツを配信するメディア企業に対して、OTT配信に必要なトータルワークフローを提供するライブ配信プラットフォーム。画質の向上やライブ配信における遅延量の低減など、コンテンツを視聴者に配信するにあたって発生する技術的な課題に取り組んできた。

 一方WOWOWは、民間衛星放送局として1991年に有料放送事業を開始。現在「WOWOWプライム」「WOWOWライブ」「WOWOWシネマ」「WOWOW 4K」の4チャンネルと、「WOWOWオンデマンド」を通じて、国内外の映画や音楽ライブ、海外ドラマ、世界のトップスポーツ、ステージ、アカデミー賞、グラミー賞、そしてオリジナルドラマなどのエンターテインメントを提供している。

 今後、視聴者とクリエイターたちをインタラクティブにつなげ、エンターテインメントの価値を視聴者に届けていくためには、PLAYのインターネット配信に関わる技術とWOWOWのコンテンツ制作・運用のノウハウを組み合わせて、さらに踏み込んだ配信を実現していく必要があると考え、新会社「WOWOWクロスプレイ」を設立した。

 WOWOWは、WOWOWオンデマンドを含むインターネットビジネスに関わる開発および運営をWOWOWクロスプレイに委託するとともに、AI技術を活用しながらコンテンツ運用の最適化についてWOWOWクロスプレイと取り組んでいく。

 PLAYは、WOWOWクロスプレイと共同で、3D音響などの配信での新たな体験の実現やコンテンツの制作から視聴者に届くまでのサプライチェーンの最適化に向けて、プラットフォームの開発を進めていく。