KDDIとTHINKR、リアル会場に仮想劇場を作り上げるバーチャル舞台劇「御伽噺」プロジェクトを開始

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2024/09/15 12:00

 KDDIは、THINKRと、仮想空間の劇場で演技/パフォーマンスが行われるバーチャル舞台劇「御伽噺(おとぎばなし)」を共同制作し、2024年10月4日に第1回目の公演を実施することを発表。今後、全国各地にて実施していく予定。

仮想劇場の舞台演出
仮想劇場の舞台演出

 バーチャル舞台劇では、リアルな舞台ではなし得ない変幻自在でダイナミックな舞台転換や演出とともに、バーチャルアーティスト達が演じる臨場感溢れるパフォーマンスがスクリーン上で繰り広げられる。本公演は、オーケストラ演奏を主目的にした優れた音響性能を有するホールにて、リアルなオーケストラによる演奏とともに上演され、バーチャル空間とリアル空間が高度に融合した没入感を体験できる。

 本公演では、梶裕貴氏・石田彰氏・櫻井孝宏氏などの声優陣とバーチャルアーティスト花譜・理芽・春猿火・ヰ世界情緒・幸祜がコラボレーションした完全新作のSFストーリーとなっている。

仮想劇場の舞台演出

 KDDIはニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久収蔵品にもなっているINFOBAR(2003年)など数々の携帯電話の名作を生んだau Design projectにおいて、アートとテクノロジーを融合して、日本の文化芸術の発展に寄与することを目指す取り組みを実施している。今回のプロジェクトは、先端技術を用いた新しい舞台芸術表現の具現化を目的に、KDDIとTHINKRが共同制作するもの。バーチャル舞台劇はモーションキャプチャによるバーチャルアーティストの演技や、最新の「バーチャルセット」技術を用いて実現している。両社は今後の「御伽噺」プロジェクトの取り組みとして、AIやXR技術を用いた新たな表現の研究開発を実施予定。

 なお、バーチャル×音楽を軸に次世代エンターテインメントを創造するTHINKRとは、2023年にはメタバース・Web3サービス「αU(アルファユー)」の展覧会「prompt αU」を共同開催、2024年には「KDDI Open Innovation Fund 3号」を通じた出資をしている。

 KDDIは、今後もユーザーにアート・カルチャーとの新たな出会いと楽しみかたを提案していく。

公演概要

  • 公演名:御伽噺(染) ver1.11_launch Feat. KAMITSUBAKI PHILHARMONIC ORCHESTRA
  • 日時:2024年10月4日 17:00開場/18:00開演
  • 場所:かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール(東京都葛飾区立石六丁目33番1号)
  • 料金:限定特典付きVIP席:16,000円/S席:12,000円/A席:8,500円(全席指定・税込)
  • 出演:梶裕貴、花譜、理芽、春猿火、ヰ世界情緒、幸祜、他
  • ウェブサイト:https://kamitsubaki.jp/news/2024/08/13/3731/