電通とテレビ東京、視聴者に新しいファン体験を提供する取り組みを開始 「あちこちオードリー」との企画も

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2024/09/12 06:30

 電通は、テレビ東京と番組の視聴者に新しいファン体験を提供する取り組みを開始する。その一環として、テレビ東京の番組「あちこちオードリー」の5周年を記念したファン感謝企画では、ブロックチェーン特許技術によるDXソリューション「みんなのあしあと」を活用した「デジタル名言」をプレゼントすることで、より簡単な操作でコンテンツと視聴者を持続的につなげつつ、今後多くのロイヤルティプログラムを提供していく。

 すでに、2024年8月14日に配布を開始したデジタル名言は延べ2万2000人以上(9月9日時点)が取得している。また、8月20日に開催された、毎年恒例の人気イベントであるオンラインライブ「我々はどこへ行く!?それ言ってどうすんだ祭り」は約4万5,000人が視聴し、過去5年間で同番組のオンラインイベントにおける視聴者数は、延べ29万人以上に達した。

あちこちオードリー キービジュアル
あちこちオードリー キービジュアル

 従来、視聴者がコンテンツからの特典や情報を受け取る場合や、ファンイベントにアクセスする際は、別サイトへの遷移などで手間や時間がかかってしまうことが課題であった。

 電通とテレビ東京は、「みんなのあしあと」を活用し、視聴者が番組の提供するさまざまなファン体験やイベントに、より簡単にアクセスできるようにした。これにより、番組としても従来のコアファンのみならず、ライト層の参加を促進することができ、今までにないユニークでファンに寄り添ったロイヤルティプログラムの設計に取り組むことができる。たとえば、期間限定のポップアップショップや周年グッズ情報の発信、番組発のリアルイベントなどを検討している。また、「みんなのあしあと」を活用するとコンテンツを音声でも配布できるため、ラジオなど、ほかのメディアでも上記のような新しいファン体験を提供することができる。

 「あちこちオードリー」の本施策では、番組内で掲出される2次元コードを読み込むと、2クリックのみでデジタル名言を取得できるようになった。期間中は、スタンプラリーとしてデジタル名言の配布を2025年3月まで毎月1回実施し続け、コレクト数に応じたインセンティブを提供していく予定。また、デジタル名言の保有者には、番組やイベントの情報を発信するなど継続的なファンコミュニケーションも実施していく。

あちこちオードリー デジタル名言 第1弾
あちこちオードリー デジタル名言 第1弾

 電通は今後も、メディア企業や、エンターテインメントコンテンツ・スポーツコンテンツなどのIPホルダーのパートナーとして、業界の成長を支援していく。