アシックスは、デジタルとスポーツ、フィットネスを融合させた新たな取り組みとして、VR(仮想現実)およびMR(複合現実)を駆使して考案、設計したバーチャルスポーツ「DISC(ディスク)」を開発した。発売日は近日中に正式発表予定。
革新的なデジタル技術がスポーツとの関わりをより深めている近年、アシックスは、「心身の健康をサポートするバーチャルスポーツ」をコンセプトにした新たなeスポーツを提案する。
今回「DISC」は、運動経験の有無を問わず、誰もが楽しめる新たなスポーツ文化を醸成したいとの思いから企画したもので、VRヘッドセットを用いる。アシックスが長年つちかってきたスポーツ科学とデジタルに関する知見をもとに、スポーツ体験をバーチャル空間で再現するといった従来の方法から進化させ、独自の競技性をもたせながら運動意欲を高める工夫を凝らしている。
また、プレーヤーの身体能力や戦略思考が求められるバーチャルスポーツとして設計しており、将来的には国際大会の開催も目指す。
なお、本件は、同社の投資子会社であるアシックス・ベンチャーズとソーシャルテクノロジー企業のMeta Platforms,Inc.(以下「Meta」)が、ゲームスタジオのm ss ng p eces(ミッシングピース)へ共同投資し、3社の協働で開発を進めている。
アシックスは「Anima Sana In Corpore Sano(健全な身体に健全な精神があれかし)」を創業哲学とし、「スポーツでつちかった知的技術により、質の高いライフスタイルを創造する」をビジョンに掲げている。また、さらなる成長のため、デジタルを軸にサービスを強化し「デジタルドリブンカンパニー」になることを企業戦略として掲げている。今後も同社がもつ知見とデジタル技術を生かし、世界中のすべての人々の心身の健康向上に寄与する製品、サービス、環境の提供を目指す。