モリサワ、ウェブフォントサービス「TypeSquare」に和文デザイン書体や多言語書体など160書体を追加

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2024/10/17 09:00

 モリサワは、ウェブフォントサービスTypeSquareに、世界観づくりにぴったりな和文デザイン書体のほか、グローバルな情報発信にも対応できる多言語書体、写研フォントなど2024年度新書体として160書体を追加した。

 2024年度新書体では、サイケデリックなアートや音楽からインスパイアされた極太の「虹蛸天国(にじたこてんごく)」のほか、丸い輪のような装飾が楽しげな印象を与える「はるかぜ」、江戸文字からインスパイアされた「てやんでぇ」など、世界観づくりにぴったりなデザイン書体をリリースします。さらに書家による毛筆の文字がもととなった「花氷(はなごおり)」など、華やかな筆文字系デザイン書体の選択肢が広がる。明朝体には、2023年にリリースした「欅(けやき)明朝 Oldstyle」の見出し書体「欅見出明朝」や、人気の「秀英にじみ」シリーズから「秀英にじみ初号明朝」などを新たに追加する。ユニークなファミリー展開が特徴の「Heavy」シリーズなどの欧文書体も追加される。

 そのほか、グローバルな情報発信にも対応できる多言語フォントがより充実。オールドスタイルのゴシック体「A1ゴシック」に簡体字や繁体字が、欧文スーパーファミリー「Role」にインドと東南アジアの主要な種類の文字に対応する多言語展開ファミリーが登場する。

 また、ヒラギノフォントには人気書体「こぶりなゴシック」の最細ウエイトW0を追加。加えて、写研の代表的な書体をOpenTypeフォントとして改刻した「石井明朝」「石井明朝オールドスタイルかな」「石井ゴシック」のほか、「ゴナ」「ナール」などのバリエーション豊かな見出し書体が提供される。