Amazon、Kindleシリーズを刷新 「Kindle Scribe」「Kindle Paperwhite」など新しくなった4機種を発表

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2024/10/17 06:30

 Amazonは、2012年のKindle発売以来、初めてKindleシリーズ(※1)を一斉に刷新し、新しくなった4機種、「Kindle Scribe」、「Kindle Paperwhite」、「Kindle Paperwhite シグニチャーエディション」、「Kindle」を発表した。デザインを一新し、さらに新たな機能「Active Canvas」(※2)を追加したKindle Scribeは、読書だけでなく本物の紙のような書き心地を提供する。また、新Kindle Paperwhiteは、前モデル比25%の向上により、Kindle Paperwhite史上最速のページめくりの実現と、7インチディスプレイの採用により、同モデル史上最大の画面サイズを実現した。新Kindleは、今回初めて新色の「マッチャ」を追加し、前モデルと比べてディスプレイの明るさやページめくりの速度を向上させ、通勤電車やお出かけ先でもより快適な読書体験をユーザーに提供する。

 アマゾンデバイス担当バイス・プレジデントのケビン・キース(Kevin Keith)氏は次のように述べている。

「世界中のお客様が今まで以上にKindleに夢中になってくださっています。昨年、過去10年間で最高の売り上げを記録し、その大部分は初めてKindle端末を所有するお客様によるものでした。この度、読書とノートの融合をより進化させた新しいKindle Scribeなど、まったく新しいKindleラインナップをお客様にお届けできることを嬉しく思います。」

新Kindleシリーズのおもな特徴

新しいKindle Scribe:読書とノートの融合

デザインを一新し、紙のノートのような書き心地

新しいKindle Scribeは、10.2インチディスプレイをホワイトベゼルが囲んだNote Designでデザインを一新し、ノートのような書き心地を提供する。さらに前モデル同様の、光の反射を抑えたディスプレイ(解像度300ppi)で、明るい日差しの中でも紙のような読み心地を可能にし、快適な読書体験を提供。また、アップデートした専用プレミアムペン(付属)は、セットアップやペアリング、充電が不要で、カスタマイズ可能なショートカットボタンを搭載している。ショートカットボタンには、消しゴム、ハイライトなどの機能の割り当てが可能。

Kindle本の文中に書き込み可能な新たな機能「Active Canvas」(※2)を追加

新Kindle ScribeはActive Canvas(※2)を搭載し、横書きのKindle本の文中に直接メモを書き込むことが可能になることで、読書とノートの更なる融合を実現した(一部の電子書籍のみ対応。縦書きおよびマンガなど固定レイアウトの電子書籍には対応していない)。Kindle本の文中にペンで書き込み始めると、Active Canvas(※2)が自動でメモ用のスペースを提供し、書き込むことが可能。メモの位置はテキストに紐づけられるため、本のフォントサイズを変更しても見失わない。

新しいKindle Paperwhite、Kindle Paperwhite シグニチャーエディション:Paperwhite史上最速のページめくりを実現

Paperwhiteディスプレイの向上

新Kindle Paperwhiteは、前モデルと比べてページめくりの速度が25%向上し、Kindleライブラリや本のページをすばやくスクロールすることが可能。本モデルは軽量で薄型なデザインでありながら、Kindle Paperwhite史上最大となる7インチディスプレイを搭載している。さらに、高い白黒コントラスト比と300ppiの高解像度ディスプレイの実現でくっきりとした文字と画像を表示し、より快適な読書を実現する。

長時間持続のバッテリー(※3)と超薄型防水デザイン

新Kindle Paperwhiteは前モデルと同様に、Kindleシリーズで最長となる最大12週間持続可能なバッテリー(※3)を実現している。また、従来のIPX8等級の防水機能も搭載し、浴室やビーチ、プールなど場所を問わず読書を楽しむことができる。

Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション

新しくなったKindle Paperwhiteシグニチャーエディションは、前モデルと同様に32GBのストレージや、周囲の明るさに応じてディスプレイが輝度を自動的に調整する明るさ自動調整機能を搭載しているほか、ワイヤレス充電にも対応している。

新しいKindle:よりスムーズなページめくりや、白黒コントラスト比を強調し、外出先での読書にもおすすめ

ディスプレイの向上、前モデルより最大25%明るいフロントライトを搭載

新Kindleは、前モデルと比べてより高い白黒コントラスト比にアップデートし、より鮮明でクリアなディスプレイに進化している。ディスプレイの輝度も前モデルに比べて最大25%向上(Kindle Paperwhiteと同等の輝度)し、明るい陽射しの屋外や明るさを抑えた暗い室内などでも快適に読書を楽しめる。

ページめくりがよりスムーズに

前モデルと比べてページをめくる速度が速くなったことで、お気に入りの書籍をスムーズに読み進めることができ、より読書に没入できる。

コンパクトなデザインでお出かけ先でも快適な読書体験

新Kindleは、従来機種同様にKindleシリーズ(※1)の中でもっとも軽量かつコンパクトなデザイン、最大6週間の長時間バッテリー(※3)と16GBのストレージを搭載しており、お出かけ先の読書にもおすすめのモデル。

お気に入りの一冊

 すべてのKindle端末は、前モデルと同様に、最新のベストセラーを含む書籍、マンガ、雑誌など、豊富な品揃えを持つKindle本ストアにアクセスが可能。さらに、Kindle Unlimitedは、会員登録(有料)すれば、豊富な本、マンガ、雑誌および洋書の中から好きなだけ読み放題で利用できる(同時に20冊まで)。

価格と購入方法

 新Kindle Scribeは、16GBと32GBがタングステンの1色展開、64GBがタングステンとメタリックジェードの2色展開で、価格は56,980円(税込)~64,980円(税込)。別売りのAmazon純正折りたたみカバーは、現行の展開(ファブリックカバー、レザーカバー、プレミアムレザーカバー)に加えて、植物性レザーカバーと、プレミアムレザーカバーがそれぞれ2色ずつ加わり、価格はそれぞれ9,980円(税込)と15,980円(税込)。新Kindle Scribeおよび別売りのAmazon純正カバーは、Amazon.co.jpで予約受付を開始し、12月4日(水)より出荷開始を予定している。

 新Kindle Paperwhiteはブラックの1色展開で、価格は27,980円(税込)、新Kindle Paperwhiteシグニチャーエディションは、メタリックブラックとメタリックジェードの2色展開で、価格は32,980円(税込)。別売りのAmazon純正カバーは、ファブリックカバー、植物性レザーカバー、プレミアムレザーカバーがそれぞれ2色展開で、価格は4,980円(税込)~8,980円(税込)。新Kindle Paperwhite、新Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション、そして別売りのAmazon純正カバーはAmazon.co.jp、にて販売する(※4)。

 新Kindleは、ブラックに新色の「マッチャ」を加えた2色展開で、価格は19,980円(税込)。別売りのAmazon純正ファブリックカバーは従来のブラック、ブルー、ピンク、グリーンに加えて、新色の「マッチャ」を追加し、価格は3,980円(税込)。新Kindleおよび別売りのAmazon純正カバーは、Amazon.co.jpにて販売する。

 新しいKindleシリーズ(※1)はエディオン、ケーズデンキ、コジマ × ビックカメラ、上新電機、ビックカメラ、ヤマダデンキでも順次販売開始を予定している。

  • ※1:キッズモデルを除く。
  • ※2:Active CanvasによるKindle本の文中への手書き入力は、一部の電子書籍のみ対応(縦書きおよびマンガなど固定レイアウトの電子書籍には対応していない)。
  • ※3:明るさ設定13、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合、1回のフル充電で最大6週間(Kindleの場合)または最大12週間(Kindle Paperwhiteの場合)利用可能。使用状況等によって利用できる時間は異なる。
  • ※4:Amazon純正ファブリックカバー(メタリックジェードのみ)は、註文から通常6~8週間後の発送で、11月末以降の提供を予定している。