サイバーエージェントは、縦型ショート動画に特化したタレント・インフルエンサーを起用したタイアップ広告の企画・セールスを行う連結子会社として、サイバーティカルを2024年11月1日付けで設立したことを発表。
動画メディアが普及しスマートフォンをはじめとする動画視聴が一般化するなか、縦型ショート動画の視聴が急増しており、縦型動画が主に投稿される「TikTok」「YouTubeShorts」「Instagram」を中心に利用者数が伸びている。動画広告市場においても、2024年に7,209億円、2027年には1兆円超えの市場規模が見込まれるなか、需要が増す縦型広告市場は2024年に773億円、2027年には動画広告市場の約20%を占める1,942億円に達すると予測されている。
縦型広告は30秒以内の短尺動画が主流であり、スマートフォンの画面占有面積が大きいため利用者が没入感を感じやすいことから、動画内容に興味・関心を持ちやすい傾向にあり、伝えたいメッセージが届きやすいという特徴がある。
また、「TikTok」「YouTubeShorts」「Instagram」の利用者は20代の若年層のみならず、30代以上の利用率は60%以上とさらに利用者数は拡がっており、今後もさらなる市場成長が予測される。
このような背景のもと、同社では早期より動画広告および縦型ショート動画広告に特化した各種専門組織を立ち上げ運用を行ってきたが、今回専門会社として、縦型ショート動画のタイアップ広告に特化した新会社、サイバーティカルを設立した。
新会社では、広告主企業のブランド価値の向上・売上増加に寄与することを目的に、縦型ショート動画のタイアップ広告の企画立案から、企画に適したキャスティング、ディレクションまでを一気通貫で行う。
提供するおもなサービスは次のとおり。
1.縦型ショート動画に特化した最適なキャスティング
インフルエンサー事務所や制作会社との連携し、迅速かつ最適なキャスティングを行う。
2.多種多様なタイアップパッケージの企画立案
タレントやインフルエンサーの起用によるタイアップ広告、ショートドラマやライブ配信など、広告主のニーズに応じた多彩なコンテンツを企画。
さらにサイバーティカルでは、サイバーエージェントの保有するさまざまな専門機関とも連携を図っていく。Z世代研究を行う専門機関「次世代生活研究所」や、タレントなどの「YouTube」やSNSにおける活躍をサポートする専門組織「おもしろ企画センター」などとの連携を通じ、縦型動画メディアのメインユーザーである若年層のインサイトへの深い理解をもとに、タレントやインフルエンサーを起用しSNSを活用したタイアップや企画コンテンツなどをより充実させていく。
また、縦型ショート動画の広告効果について豊富な知見ノウハウを持ち合わせ、縦型ショート動画に特化した配信設計プランニング・運用コンサルティングを行う専門組織「縦型動画戦略局」や、当社の強みである高い運用力と豊富な実績を持つ広告運用組織と連携を図りながら、「TikTok」「Meta(Instagram/Facebook)」「YouTube」の効果最大化を実現していく。
サイバーティカルではこれら多岐にわたるサイバーエージェントグループの強みを活かし、各専門機関と連携を図りながら企業のマーケティングを支援していく。
同社は今後も、媒体ごとのアルゴリズムを理解した効果を引き出す豊富な広告運用知識と、縦型ショート動画領域における最適なキャスティング・マーケティング手法を提案し、広告主企業のブランド価値の向上および売上増加に尽力する。