サイバーエージェントは、パーティー(以下:PARTY)との合弁会社である株式会社CYPARの社名を11月1日付けで、株式会社新たな細胞へと変更し、クリエイティブエージェンシーとして始動したことを発表。
近年、メディア環境や市場の変化によりマーケティング手法は複雑化し、常に変化が求められている。企業にとっても新しいチャレンジが求められ事業やサービスを成功に導く難易度が高まっている。とくに事業やサービスを成功に導くためのマ―ケティング手法においては、インターネット、マス、リアルとの境界を超え、AIをはじめとした先端テクノロジーの活用を含めた、あらゆる領域を有機的に融合させたクリエイティブが必要とされる。
これらの背景のもと新たな細胞は、デジタルを基盤としながら、従来の手法とは異なるアプローチで新しいブランディングを提供していく。
また、新たな細胞では、サイバーエージェントが有する広告効果最大化を実現する運用オペレーションおよびAI研究技術と、アイデアで世の中にインパクトを与えてきたPARTYの強みを活かすとともに、各専門領域におけるパートナーシップのもと、企業のサービス・プロダクト・体験・コンテンツなど、課題解決および新しいブランディングを目指していく。
なおパートナーに、コンテンツスタジオ 株式会社BABEL LABEL、企業変革を実現する株式会社DXG、アートとテクノロジーで空間をアップデートする 新領域株式会社を迎え、以下の4つの主要サービスを提供する。
主要サービス
1.New Advertising
デジタル、マス、ブランディングとプロモーション、すべてをつなげるクリエイティブとプランニングによって企業の事業成長を図る。
運用型のデジタルメディアをはじめ、マスメディア・オフラインメディアを含むすべてのメディアをデータドリブンにプランニングし、強いコアクリエイティブの開発から全チャネルにおけるマルチクリエイティブ化まで一気通貫で可能となる。ブランディングから販促プロモーションに至るまで、全方位でのブランディングを提供する。
2.Branded Entertainment
メディアや技術の発展により効率的に広告をリーチさせることができる一方、広告との接触に対するネガティブな反応も見受けられる昨今、消費者にとって「見たくなる広告」の存在が重要度を増している。その手段として、コンテンツの「物語」に、マーケティング機能を融合させた新しいクリエイティブを開発。エンターテインメントと広告の関係性をアップデートし、新しいブランディング手法を提供する。
コンテンツスタジオ BABEL LABEL との協業により、物語の構想段階から共同でクリエイティブを開発する。従来の枠を超えた新たな取り組みとして、“街”をフィールドに、「物語」と「体験」を組み合わせた新たなプロジェクト「Immersive city Drama」の準備も進めている。
3.次世代コンサルティング
「ビジネス」「テクノロジー」「クリエイティブ」の3つの領域を融合させた、次世代のコンサルティングサービスを提供。高い経営戦略構築力に、サイバーエージェントグループが有する事業会社としての多様なサービスの開発・運用実績と、世の中を動かすクリエイティビティを有機的に融合させ、新たな事業開発からサービス開発、グロースに至るまで、一気通貫したサービスをスピーディーに提供する。
なお、本コンサルティング領域のヘッドに、数々の企業改革を実現してきたDXG代表の植野大輔氏を迎え、次世代コンサルティングサービスを実現していく。
4.Spatial Experience
ポストコロナ社会において、ブランディングの場としてリアルの重要性がよりいっそう高まり、インバウンド需要がその流れを後押ししている。リアルの空間が持つポテンシャルを最大限に引き出すため、最先端の技術やAI研究に強みを持つサイバーエージェントと、あらゆる空間的ハードウェアの創造を手掛けてきたPARTYの知見を融合させ、人々を惹き付けるコンテンツやサービスを提供する。
また、本領域において、アートとテクノロジーの融合で、空間や都市の価値をアップデートさせることを実現してきた新領域の代表・アートイベントプロデューサー 杉山央氏をパートナーに迎え、新しい空間価値向上を実現する。
新たな細胞では、これら4つの領域を柱とし、上流の経営戦略から、実装・運用に至るまで、従来の枠組みを超えたアプローチで、あらゆる領域と要素を有機的に融合させ、新たなクリエイティブを提供していく。
同社は今後も、変化の激しい市場環境の中で、さまざまな領域や要素を有機的に結びつけるクリエイティブを通じて、企業の新たな挑戦をともに実現していく。