Box, Inc.とアドビは、企業におけるデジタルメディアが管理され、制作され、共有される方法について再定義するために協業することを発表した。Adobe ExpressはBoxのデフォルトの画像編集となり、すべてのBoxユーザーはBoxのセキュアなプラットフォームから離れることなく、より魅力的なコンテンツを簡単に作成することが可能になる。Adobe Expressは、業界をリードするアドビのクリエイティブツールの最高峰を誰もが使えるアプリにしたもの。Adobe Firefly生成AIモデルを搭載したAdobe Expressの機能は、ビジネス向けに安全に設計されているため、企業は安心して幅広く導入することができる。
Adobe Expressとの連携で利用できるようになる新しい機能により、Boxの顧客企業は、何百万人もの個人やチームが業務に必要なコンテンツを迅速かつ簡単に作成できるようになる。BoxにAdobe Expressを連携することで、マーケティング担当者は次のキャンペーン用に画像を編集したり、人事チームは魅力的なトレーニングコンテンツをカスタマイズできたり、営業チームは次の商談のためにインパクトのあるコンテンツを開発できる。これらはすべてセキュアなBoxワークフロー内で実行でき、Boxのインテリジェントコンテンツ管理ソリューションの強化につながっている。
Alnylam Pharmaceuticals、Axiom Space、BBC Studios、ブリガムヤング大学、ByteDance、FANATICS、ライオンズゲート、ペンギン・ランダムハウスなど、何千もの両社の顧客企業が、すでにアドビを使ってBoxでコンテンツを作り出している。
Box上でAdobe Expressが利用可能に
Boxとアドビは、Boxのセキュアでインテリジェントなコンテンツ管理プラットフォームを離れることなく、生産性と創造性を高めるシームレスなソリューションを提供する。この連携により、Boxユーザーが、Boxのセキュアなワークフロー内で直接Adobe Expressを使用して画像を編集できるようになる。
Adobe Expressの直感的な編集と生成AIの機能を利用することで、Boxユーザーは以下の作業ができる。
- 瞬時にトリミングやサイズ変更、フィルター適用、透明度の調整
- 散乱したオブジェクトや背景の除去
- Adobe ExpressのFirefly機能を使い、シンプルなテキストプロンプトでオブジェクトや人の追加や置き換えをおこなう
- 自動で安全にコンテンツをBoxに保存し、Boxがファイルを保存・管理するための安全なコンテンツレイヤーであり続けることを保証
さらに両社は、Boxユーザーがさらに多くの機能を利用できるようにする次のようなワークフローを開発している。
- Adobe ExpressとFirefly AIを使用して、ビジュアルを描写したり、参照画像を使用して、スタイル、サイズ、フォーマットを調整することで、直接Box内で新しい画像を生成する。
- Adobe Expressを使用して、動画のトリミングやGIFへの変換、キャプションの追加など、Boxで動画ファイルを編集する。
Boxとアドビのこれまでの協業
Boxとアドビは過去10年にわたり強固なパートナーシップを築いており、Boxのプラットフォーム内にアドビのドキュメントツールやクリエイティブツールを連携することで、企業の生産性やクリエイティビティを高めてきた。今回発表した提携により、BoxとアドビはAdobe Document Cloud、Adobe Experience Cloud、Adobe Creative Cloudの各製品と連携を実現している。
このパートナーシップにより、アドビとBoxの顧客はコンテンツの制作、編集、公開にお気に入りのアプリを利用し、安全かつシームレスに業務を行うことが容易にできるようになる。
- Adobe AcrobatとAdobe Acrobat Readerの統合による、BoxでのPDFファイルの表示、編集、管理
- Adobe MarketoからBoxファイルにアクセスし、Box App Centerのアプリケーションを使用してAdobe WorkfrontとBox間でファイルを同期
- Box DriveとBox Toolsを使用して、Adobe Illustrator、Adobe InDesign、その他のAdobe Creative CloudデスクトップアプリのクリエイティブコンテンツをBoxで管理および保存