オールインワンAI編集アシスタントStoryHub、シリーズAラウンドで累計2.5億円調達

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2025/07/25 19:00

 StoryHubは、Spiral Capitalおよびジェネシア・ベンチャーズを共同リード投資家とし、noteを含む3社を引受先とする第三者割当増資を実施し、シリーズAラウンドで2.2億円を調達した。プレシリーズAラウンドを含めた累計調達額は2.5億円となる。

 ウェブサイトやSNSの普及により発信環境は整ったが、制作現場では「人手不足」「制作効率」「コンテンツの質」などが課題となっている。情報流通が加速する一方で、独自性のない「こたつ記事」の増加も懸念されている。

 StoryHubは、良質なコンテンツ制作には人間の創造性が必要不可欠であるという考えのもと、「AIに全てを丸投げせず、アシスタントとして活用する」というコンセプトでプロダクトを開発。テレビ局、新聞社、出版社、企業のオウンドメディアを中心に導入されているという。

調達資金の使途と今後の展望

プロダクト・サービスの強化

「StoryHub」機能拡充によるコンテンツ制作のバリューチェーン拡大
  • 高度な編集機能:AI生成記事の編集体験と品質の向上を支援。
  • リファレンス機能:ファクトチェックを一画面で表示し、校閲作業をサポート。
コンサルティング・BPO事業の展開

 メディア業界や企業のオウンドメディア、広報、PR、IR、出版領域向けに、コンテンツ制作支援サービスを提供。AIとプロ編集者が連携して記事制作を支援する執筆プランの提供を予定している。第1弾として、noteと共同で企業IR体制の情報発信支援にも取り組む。

一次情報を引き出す「StoryHubインタビュー(仮)」開発

 取材やヒアリングを誰でもおこなえるインタビュー支援サービスの開発を計画。

 また、組織体制の拡充のため、エンジニア・ビジネスサイド双方の採用を強化するとしている。