レノボ、コンシューマー・ビジネス・モバイル全領域で AI 搭載デバイスポートフォリオを発表

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2025/09/09 10:00

 レノボは、ドイツ・ベルリンで開催された「Lenovo Innovation World 2025」において、これまでで最大規模となるAI搭載の新ポートフォリオを発表した。ハイパフォーマンスPC、インテリジェントタブレット、没入型ゲーミングデバイス、そしてモトローラスマートフォンまで幅広く展開し、「Smarter AI for All」のビジョンのもと、生成AIやハイブリッドインテリジェンスを幅広い分野へ取り入れ、ユーザーのワークフローやクリエイティブ表現、エンターテインメント体験の向上を掲げている。

AI for Business:ビジネスパフォーマンスを向上させるAI機能

 ビジネス領域では、14インチ回転式画面やAI対応UI搭載の「ThinkBook VertiFlex」、ジェスチャーや音声操作が可能な可動式ラップトップスタンド「Lenovo Smart Motion」など、ユーザーインタラクションの利便性を高めたコンセプトモデルを公開した。AI対応ワークステーションのラインナップも強化し、「ThinkPad P16 Gen 3」など複数モデルを投入。AI開発やクリエイターのワークフローに対応できる設計で、効率的な作業環境を提供する。そのほか、省電力の39.7インチ曲面型ウルトラワイドディスプレイ「ThinkVision P40WD-40」や、最大4台の高リフレッシュレートディスプレイへの対応が可能な「ThinkPadスマートドック」シリーズを刷新し、多様な業務ニーズへの柔軟な対応を図る。

 また、年初に「Tiko Pro」としてプレビューされた「Magic Bay HUD for ThinkBook」も、間もなく一部市場で提供される。

 さらに、オンデバイスAIアシスタントの開発支援プログラム「AI Fast Start」と組み合わせ、出版やヘルスケア、金融業界向けへの迅速なAIソリューション提供を目指す。

AI for Consumers:クリエイティブ・モバイル・ゲーミング

 コンシューマー領域では、ハンドヘルドゲーミングPC「Lenovo Legion Go」やOLEDゲーミングモニター3モデルも発表。高速リフレッシュレートとLenovo PureSight技術により鮮明な映像を提供する。

 加えて、「Legion Glasses Gen 2」には無料の3Dモードソフトウェアアップデートを追加する。

 「Yoga Tab」や「Idea Tab Plus」といったAI搭載タブレットも登場し、画像編集オーバーレイ「FlickLift」などクリエイター向けのAIツールを充実させている。

AI for Everyone:よりスマートで個人に合わせたモバイル体験

 モバイル領域では、モトローラが新スマートフォン「motorola edge 60 neo」やエントリーモデル「moto g06」「moto g06 power」を発表。motorola edge 60 neoは、AI機能を活用したカメラやアシスタントによって、クリエイターの撮影や編集作業の効率化、表現力向上を支援する。エントリーモデルも大容量バッテリーやカメラ性能で、幅広いユーザー層のニーズに応える構成となっている。