オトナルは、AI生成音声コンテンツに対する年代別意識調査の分析結果を公表した。

全年代を通じて「情報としてなら受け入れられる」という回答が最多
結果によれば、生成AIによる音声コンテンツは全年代を通じて徐々に受け入れられていることが明らかになった。特に「情報としてなら受け入れられる」と回答した割合が全体の3人に1人であり、年代が上がるにつれてこの傾向が強まった。しかし、5人に1人が「感情がこもっていないように感じて不自然だ」と答えており、AI音声に抵抗を感じる層も一定数存在する。

ニュース・天気予報は年代問わず許容される傾向
「ニュース・天気予報」はAI生成音声に違和感がない、または許容できると回答した人が46.9%でもっとも多く、情報伝達を目的としたコンテンツは受け入れられやすいことがわかった。次いで「広告(CMナレーションなど)」も一定程度受容されていた。一方、4人に1人は「どんなジャンルでも許容できない」と答えており、AI音声に対する抵抗感も依然として存在することが明らかになった。

10~30代はエンタメを許容、40代以上は抵抗感
年代別では、10代から30代は「エンターテイメント系ポッドキャスト・トーク番組」や「お笑い・バラエティ」などのエンタメ分野においても1割以上が許容を示しているが、40代以上ではこの傾向が大幅に低くなった。特に40代以降はエンタメジャンルのAI音声に対する許容度が1桁台にとどまっている。

調査概要
- 調査期間:2025年6月26日
- 調査対象:全国の15歳から79歳までの男女
- 調査人数:10,000人
- 調査方法:インターネット調査