アドビ、写真編集アプリ「Lightroom」で最新機能の提供を開始

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2019/05/15 13:00

 Adobe(以下、アドビ)は写真編集ツール「Lightroom」のアップデートを発表。Lightroomは、モバイルデバイス、ウェブ、デスクトップコンピューターなどどこからでも、写真を編集、管理、保存、共有することができるクラウドベースのサービスである。

 今回は、より良い写真を撮り、コラボレーションや編集をさらにレベルアップする、多くのアップデートを含んでいる。最新のLightroomのアップデートはiOS App StoreやGoogle Playから提供が開始されており、Creative Cloudデスクトップアプリも利用可能となった。

新たなチュートリアルと作例写真の提供

 iOS版およびAndroid版(Mac/Windows版での対応も近く予定)のLightroomに新しく追加された「ホーム」画面には、直近に開いたり保存した写真とともに、新しいインタラクティブなチュートリアルと、作例写真が表示されている。インタラクティブチュートリアルと作例写真はともに、さまざまな写真にどういう編集が加えられたかを示すもので、毎日新しいものが追加されていく。

 インタラクティブチュートリアルは、操作法の習得のための新たなアプローチを提供。従来のように別ウィンドウを開いたり、あるいはほかのデバイスで表示したものに従いながらアプリを操作するのではなく、使っているデバイス上でチュートリアルから直接写真にアクセスし、個々の編集タスクをステップバイステップでガイドする、インタラクティブなものとなっている。インストラクターにより設定されたガイドと指示が直接操作スライダー上に表示され、それに従って調整を行うかたちで進めていく。

 作例写真は、チュートリアルほど高度ではないが、その作成プロセスを学んで自分の作品に活用するのに役立つ。写真を開くと、加えられた編集操作1つひとつがステップバイステップで再生される。そのあと表示される「編集」コントロールをタップするとホイール状のピッカーが表示され、各編集操作をスクロールしてそれぞれの編集の具体的な設定値を確認できる。

 Mac版およびWindows版のLightroomでは、ヘルプメニュー(アプリケーションウィンドウ右上の「?」アイコンからアクセス)が大幅に拡張され、各ツールおよび組み込みチュートリアルについての検索可能なヘルプが含まれるようになった。チュートリアルのヘルプでは、iOS版およびAndroid版のLightroom向けに提供されるコンテンツの一部を活用している。