エプソン、デジハリ・日本総研とデベロッパーコミュニティ設立 社会課題解決に向けサービス創出を加速

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2020/12/11 07:00

 セイコーエプソン(以下、エプソン)は、デジタルハリウッドが運営をする起業家・エンジニア養成スクール「G's ACADEMY(ジーズアカデミー)」、および日本総合研究所とともにデベロッパーコミュニティを設立することで合意した。

 エプソンは、社会課題の解決に向けてさまざまな取り組みを推進。その取り組みのひとつとして、福島県会津若松市において“DX イノベーションラボ 会津”を開設。「スマートシティ会津若松」に参画し、安心して快適に生活できる「まちづくり」実現に向けて活動している。

 コロナ禍における社会課題は深刻度を増し、それを解決するためのサービス創出が急務となってきているという。そこで同社は、デジタルハリウッド・日本総合研究所とともに、多様な業種、文化がもたらす技術やアイディア、ノウハウを結集し、事業化を支援するイノベーションコミュニティとして、新たにデベロッパーコミュニティを発足させた。

 同コミュニティに参加するデベロッパーは、オンライン勉強会とハッカソンなどを通じてさまざまな技術や知識を高めることが可能。さらに、エプソンのプリンターやスキャナー、プロジェクターなどの製品およびサービスプラットフォーム、G's ACADEMYのデベロッパー向けの知見、そして日本総合研究所が蓄積してきたビジネスデザインのノウハウという、3者それぞれの強みを生かしたサポートを受けることができるという。

 なお、同コミュニティは、DX時代における機動的なIT活用のために重要性が高まっている「シチズンデベロッパー(専門のデベロッパーではなく、課題解決のために自らツールやアプリケーションの開発に参画する人々)」も対象としており、新たなサービス開発に向けて、プログラミングなどの専門性を必要としない技術や知識を幅広く提供し、オープンイノベーションを積極的に進めることで、社会課題の解決に向けた多様なサービスを創出していく考え。