ヤフーは、Android版「Yahoo!JAPAN」アプリへの生体認証の導入を完了。これによりYahoo!JAPANアプリや「Yahoo!ショッピング」アプリなどのアプリ(iOS版・Android版)、およびウェブブラウザ(Safari、Google Chrome)経由の利用において、生体認証に対応した。
従来、ウェブサービスやアプリのログインは、IDとパスワードを用いて行うことが一般的だったが、ユーザーが使うウェブサービスやアプリが増えるなか、すべてのサービスのIDとパスワードを管理することは難しいのが現状となっている。また、パスワードなどの詐取を狙ったフィッシング詐欺や、第三者が不正に入手したIDとパスワードのリストをもとに不正ログインを試みる「パスワードリスト型攻撃」などのサイバー犯罪も増加し、利便性・安全性の両面から、IDとパスワードを使わない“次世代の認証方法”への移行の必要性が増している。
同社では、2017年からSMSを使用したパスワードを使わないログイン方法の提供を開始。現在ではアクティブユーザーの半数以上が、パスワードを使わない認証方法(SMS、生体認証)を利用している。
今回、同アプリ(Android版)をはじめとするアプリおよびスマートフォンのウェブブラウザへの生体認証の導入が完了し、より多くのユーザーがより多くのシーンで、利便性・安全性の高い生体認証を利用できるようになった。