リコーは、安定した接続品質に加え、映像や音声のリアルタイム配信機能を提供するAPIを利用して容易にアプリケーションやウェブサービスに埋め込むことができる「RICOH Live Streaming API」を提供開始した。
同APIは、リコーのRICOH Smart Integrationプラットフォームのサービスのひとつとして、安定した接続品質を実現した映像・音声のリアルタイム配信機能を提供。API連携により、アプリケーションやウェブサービスに短期間で埋め込むことができる。
RICOH Live Streaming APIは、リコーのテレビ会議・ウェブ会議システムなどで培ってきた動画や音声などのメディア帯域制御の技術により、映像を高品質と低遅延を両立している。4Gなどのモバイルネットワーク環境においても安定した接続が可能。4K(3840×1920)画質まで対応し、リコーの360度カメラ「RICOH THETA」などとの組み合わせで、臨場感あるライブストリーミングも実現する。
映像と音声の双方向配信を実現、さまざまな空間と空間をリアルタイムにつなぐことで、リモートワーク下における遠隔コミュニケーションを活性化。映像/音声/アプリケーション共有によるオフィスと現場をつなげる遠隔業務支援、遠隔トレーニング、遠隔臨場サービス、顧客の業務をどこでも可能にする遠隔医療診断、遠隔接客サービスなどでの活用を想定している。さらに、今後拡大が見込まれる高速・低遅延な5Gインフラを活用することで、さまざまな現場や用途への展開が期待される。
同サービスは、これまでにアライアンスを結んだパートナー企業との検証を重ね、すでに複数のクラウドサービスで利用されている。今回、接続時間やデータ量に応じた従量課金という形態で正式にサービスの提供を開始する。