リンクトイン、今働きたい会社トップ25を発表 世界を舞台に戦う日本企業が多数ランクイン

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2021/05/10 05:00

 ビジネス特化型ソーシャルネットワーキングサービスのLinkedIn(リンクトイン)は、現在働きたいと思う会社をデータから明らかにする「TOP COMPANIES(トップカンパニー)2021年版」のトップ25社を発表した。

 日本のランキングでは、グローバルなIT企業が安定して強さを示した一方、世界を舞台に勝負する日本企業のランクインも目立つ結果となった。

今年の日本の結果

 同調査は、米国で2015年から開始しており、日本では2回目となる。今年は日本を含む20ヵ国・地域で実施。リンクトインでユーザーが入力したプロフィールのデータを「昇進の可能性」「スキルの獲得」「仕事の安定度」「社外からの魅力」「社内のつながり」「社員の多様性」に基づいて分析した。社員数や採用情報は、リンクトインの採用支援ツールであるLinkedIn Talent Insightsの2021年2月時点のデータや公開されている情報から得たものとなっている。

「TOP COMPANIES2021年版」トップ25社
「TOP COMPANIES2021年版」トップ25社

 今年の日本のランキングに見られる傾向は次のとおり。

日本企業のランク入りが増加

 2019年にトップ10入りした楽天グループに加え、今年はNTTグループ、ソフトバンクグループが上位に名を連ねた。さらに、ソニーグループやメルカリなど、世界を舞台に活躍する日本企業もランク入りしている。

日本の伝統的な製造業のランクイン

 日立製作所、NEC、富士通、パナソニックなど、日本の伝統的な製造業から企業が多数ランクイン。これらの企業は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を中心に大胆な構造改革を進めており、デジタル人材の獲得にも意欲的である。

グローバルなIT企業の安定した強さ

 前回に続いて今年もアマゾン・ドット・コムがトップに。4位のIBMのほか、オラクルやアルファベットなどの世界的なIT系企業がランクインしている。

調査概要
  • 調査対象国・地域:オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、オランダ、インド、メキシコ、英国、米国、アラブ首長国連邦、カタール、サウジアラビア、日本、シンガポール、マレーシア、フィリピン
  • 対象企業:2020年12月31日の時点で該当国/地域の社員数が500人以上で、過去12ヵ月間の社員離職率が10%以上でないこと(同社で参照したデータに基づく)。ランキングは親会社のみを対象とし、子会社の情報は合計スコアに集約。
  • 調査期間:2020年1月1日から2020年12月31日まで