アクセンチュア インタラクティブの傘下で、クリエイティブエージェンシーのDroga5(ドロガ ファイブ)は、日本における拠点「Droga5 Tokyo」を開設したことを発表。Droga5は、卓越したクリエイティビティとブランディングに関する深い知見を、Droga5 Tokyoを通じて日本を含むアジア太平洋地域をはじめ、世界中の顧客に提供する体制を強化する。また、アクセンチュア インタラクティブとのさらに緊密な連携体制を築くことで、顧客に対して、他社では成し得ない一貫した最高峰のブランド体験の実現を支援する。
Droga5 Tokyoのチーフクリエイティブオフィサーには、日本のトップクリエイターである浅井雅也氏が就任。浅井氏はCampaign Asia Pacific誌が主催するクリエイティブ・パーソン・オブ・ザ・イヤー2020 日本・韓国部門を受賞し、世界的なクライアントから高い評価を得ている。また、日米両国で育った経歴を持ち、双方の文化を理解したユニークな視点を兼ね備えている。
浅井氏は次のように述べている。
「生活者に感動を与えて、態度変容をうながすクリエイティブを創り上げるには、社会や生活に根付く感性や文化までも理解することが欠かせません。そのうえで、ブランドが持つビジョンやパーパスを定義し、生活者とのあらゆる接点で一貫性のあるブランド体験を提供することが重要です。Droga5 Tokyoの設立によって、Droga5が築き上げてきた世界最高峰のクリエイティビティと、そこから生み出される世界観を日本のブランドに届けることができることを嬉しく思っています。日本のお客様と共に、クリエイティブの力で日本から世界に向けて革新的なブランドを発信してまいります」
Droga5 Tokyo のジェネラルマネジャーには、これまでDroga5でChase社やAllstate社といった有力ブランドのビジネス責任者を務めてきたクリス・バージェス(Chris Burgess)氏が就任。また、ストラテジーリードには、MailChimp社、Facebook社などのブランド戦略責任者としてDroga5チームを率い、多くの受賞に貢献してきたダン・イング(Dan Ng)氏が就任する。
Droga5の創業者兼クリエイティブチェアマンであるデビッド・ドロガ(David Droga)氏は、次のようにコメント。
「世界のクリエイターにとって、日本はインスピレーションの源です。日本から、革新的な技術や創意工夫、優れた品質で知られる数多くのブランドや企業が生み出されています。私たちが次なる成長に向けた拠点を日本に構えるのは必然であり、この日を迎えることが出来て感謝しています」
アクセンチュア インタラクティブのグループ最高経営責任者であるブライアン・ウイップル(Brian Whipple)氏は、次のように述べている。
「Droga5が世界に向けてその影響力を拡大させることは、お客様や社員の投資であることはもちろんのこと、アクセンチュア インタラクティブとDroga5の協創がもたらす、新たなエージェンシーモデルの拡大に向けた投資でもあります。アクセンチュア インタラクティブとDroga5のさらなる連携を通して、クリエイティビティとテクノロジーの融合によって生み出される真に価値のあるブランド体験を創出し、世界で比類なきブランドの創出に尽力してまいります」
2019年、アクセンチュア インタラクティブは、Droga5を傘下に収めた。以来、Kimberly Clark社、Amazon社、Facebook社、Lululemon社をはじめとしたさまざまな顧客に対し、Droga5とアクセンチュア インタラクティブ共同で、斬新なブランド体験の創出を支援している。なお、Droga5は今後1年間で、ブラジルと中国にもオフィスを拡充する予定。