パナソニック プロダクションエンジニアリング、PiiMoに搭乗しXRコンテンツを体験できるモデルの提供開始

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2021/07/23 06:00

 パナソニック プロダクションエンジニアリング(以下、PPE)は、ロボティックモビリティ「PiiMo」を活用し、さまざまな施設でライド周遊ツアーを可能にするイベントパッケージを提供しているが、今回感動を与える移動エクスペリエンスとして、XRコンテンツをPiiMoに搭乗しながら体験できるモデルの提供を開始する。

 PPEはロボティックモビリティ「PiiMo」(最大5台)を活用したイベントパッケージで、スタジアムや水族館、博物館、遊戯施設、工場などの施設へサービス導入を提案している。

 今回、このPiiMoにスマートフォン、タブレット、スマートグラスなどを用いてVR、AR、MRなどのXRコンテンツを上映する機能を搭載したモデルの提供を開始する。これにより、「モビリティ=移動だけでない、革新映像・音響・ロボティクスをコアにして、ソーシャルディスタンスを確保した、感動を与える移動エクスペリエンスの提供が可能になる。とくに、観光・エンターテイメント・レジャーなどの分野において、移動×ICT×XRによるライド周遊ツアーの新たな価値提供が可能になり、観光革新による地方創生のきっかけを作りだす。

 PiiMoイベントパッケージのXRコンテンツとしては、パナソニック システムデザイン株式会社が開発した「Smart Town Walker(R)」サービスが活用できる。「Smart Town Walker(R)」サービスは、専属のアバターがガイドを行うサービスで、案内業務の効率化・省人化と新しいツアー体験を実現。本サービスは、これまでにTsunashimaサスティナブル・スマートタウンでのタウン案内業務、新宿御苑や兵庫県洲本市での実証実験におけるガイド業務、万博記念公園内での自動運転車両を活用した周遊ガイド実証など、観光案内サービスとして活用されている。専属アバターは、設定した紹介スポットに入ると、"その場所ならではの情報"を、複数言語対応の音声や映像、テキストで届ける。

 また、PiiMoイベントパッケージのライド周遊ツアーでは、XRコンテンツにより「手ぶらライド」としてその魅力を存分に発揮していくとともに、社内外のXRコンテンツ事業者との連携により、映像演出など、さらなる新しいツアー体験を提案していく予定。

 パナソニックは、今後もさまざまなシーンでPiiMoやXRを活用していくとともに、非接触、ソーシャルディスタンスといった新しい生活様式におけるイベントに誰もが分け隔てなく楽しめる新たな体験の機会を提供していく。