デンマーク発・コンフォートシューズ&レザーグッズブランド「ECCO」は、東京・伊勢丹 新宿店にて、「QUANT-U(クアントゥー)カスタマイゼーション・プロジェクト」の女性向けサービスを開始し、常設店をオープンする。
QUANT-Uとは、店内3Dプリンターを利用したカスタマイズシューズのプロジェクト(開発:イノベーション・ラボ・ECCO)。生体力学や解剖学を用いて設計された3D足型測定器とAIを搭載したセンサーが、静止時、歩行時の足の特徴までもくまなくデータ化。そのデータをシリコーン素材のミッドソールにすべて反映し、店内3Dプリンターが出力する。
計測から約60分で完成するカスタマイズミッドソールは、最高の履き心地体験を提供。足にぴったり馴染む柔らかさと上質なテクスチャーのECCOのプレミアムレザーをアッパーに搭載した専用のシューズ「SOFT 8 QUANT-U EDITION(ソフトエイト クアントゥー エディション)」に装着され、オリジナルな1足が販売される。
3D足型計測、計測結果をもとにその人のためにデザインされるシリコーン製ミッドソール制作、カスタマイズされたミッドソールを装着する専用のシューズ3つセットで合計76,000円(税抜)で販売される。(ハイカットシューズは税抜で合計80,000円)
『QUANT-U』カスタマイズミッドソールが完成するまでの3つのステップ
1)個々の足の動きや形状をリアルタイム分析・計測
3D足型計測器がユーザーの足を隅々まで立体的にスキャン。着用可能なセンサーとAIが、着用者が実際に靴を履いた時の正確な動きを再現し解剖学的スキャンとセンサー・データのコンビネーションでデジタル足型を製作する。センサーは、靴内の膨大なデータを計測、圧力センサー、加速度計を用いて各個人の歩行の特徴をデータ化する。
2)データドリブンなミッドソールのためのデザインを開発
計測したバイオメカニカル・データはカスタマイズされたミッドソールを製造する際に用いられる。形状の数値化が行われた後に、さまざまな構造シミュレーションのパターンの中から着用者にもっともフィットしたものを厳選する。
3)店内3Dプリンターでカスタマイズされたシリコーン素材のミッドソールを出力
個人が所有する膨大な足のデータによりデザインされた3Dカスタマイズミッドソールが店内の3Dプリンターで製造され、約60分でECCOのシューズ「SOFT 8 QUANT-U EDITION」用に形成される。ローカットモデルは10色、ハイカットモデルは2色から好きなカラーを選ぶことができる。