AIR Designのガラパゴス、シリーズAで約11億円の資金調達 デザインDX推進へ

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2021/09/01 12:55

 ガラパゴスは、シリーズAラウンドで約11億円の資金調達を実施した。既存株主であるArchetype Ventures、みずほキャピタル、Globe Advisors Venturesからの追加出資に加え、新たにSTRIVE、THE FUND(シニフィアン が運営するグロース・キャピタル)、DIMENSION、THE GUILDの計7社を引受先とした第三者割当増資となる。AIR Designのプロダクト開発とマーケティング、および採用強化をさらに加速させていく。

背景と目的

ガラパゴスの提供するAIR Designは、ウェブ広告に必要なバナー・LP・動画の制作および改善を、AIとデータを活用した科学的なプロセスで実現するサービス。

「プロセスとテクノロジーで人をよりヒトらしく」をフィロソフィーに、属人性が強く再現性に乏しいデザイン領域のDXを推進し、コストパフォーマンスに優れたクリエイティブを広告主に提供するとともに、デザイナーがルーチンワークから解放され、スキルアップと付加価値向上に専念できる環境づくりを目指していく。

2019年秋にサービスを開始したAIR Designは、2年弱で300社以上の広告制作に導入されてきた。この成長を加速させるべく、今後は大きく3つの方向へ注力する。

  1. デマンド・サイド(顧客開拓):AIR Designの導入パートナーとしての代理店ネットワーク構築
  2. サプライ・サイド(制作キャパシティ):社員や外注パートナーとしてのデザイナーネットワーク構築
  3. プロダクト・サイド(システム開発):AIとデータを活用したSaaSプロダクトの開発

 今回調達した資金は、上記に必要な人材の採用、カスタマーサクセスとクリエイティブチームの強化、およびマーケティング施策に投資する予定。

 また本ラウンドを経て、SaaSプロダクトのグロース支援、事業連携や戦略立案に豊富な知見を有するベンチャーキャピタル陣営と、デザイン領域に多様な専門性を有するクリエイティブファームが株主としてガラパゴスの経営に加わる。ステークホルダーが一丸となり、AIR Design事業の拡大によるデザイン業界の変革を進めていく。

資金調達の概要

調達金額

10.8億円(累計:13億円)

新規投資家

  • STRIVE株式会社
  • THE FUND
  • DIMENSION株式会社
  • 株式会社THE GUILD

既存投資家

  • Archetype Ventures株式会社
  • みずほキャピタル株式会社
  • グローブアドバイザーズベンチャーズLLP

ガラパゴス代表 中平氏コメント

AIR Designのサービス開始から2年の間、我々はデザインの業界をより良くしようと尽力してまいりました。

このたび、私達のフィロソフィーである「プロセスとテクノロジーで人をよりヒトらしく」にこれだけ多くの投資家の皆様が共感してくださり、本ラウンドへご参画いただけたことを大変嬉しく思います。

これまで以上に皆様のお力をお借りしながら、AIR Designでデザイン産業革命を起こして、関わる全ての人を幸せにしていきたいと思います。