360度VRプロジェクター「MK360」に新機能 生配信や大スクリーンでのプレゼンが可能に

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2021/09/16 06:00

 リビングCGは、スペインにあるBroomX社の360度VRプロジェクター「MK360」は、「MXLive」および「MXMirror」など大幅に機能のアップデートを開始した。新機能を追加して大幅にアップデートされた同機種は、同社東京虎ノ門ショウルーム見学およびレンタルも受け付けるとのこと。

 今回新機能が追加された同VRプロジェクターは、壁や天井など、部屋全体にフルHD動画を投影し、プロジェクションマッピングによる没入体験を味わえる360度VRプロジェクター。映し出される映像はゆがみを最小限に抑え、操作はスマートフォンのアプリからワイヤレスで行うことができ、容易に補正や設定を変えることができる。

 今回追加された新機能は、次のとおり。

ドロー

 スマートフォンの画面がキャンバスになり、ランダムな図形、線、形を描画できる。拡大縮小、回転、変更や取り消しも行えて、多様なブラシ、色、テクスチャで描かれたアートは投影に即座に反映される。

ストリートビュー

 今後実装予定の機能で、世界83ヵ国、1,600万キロメートルを超えるストリートビュー画像に、世界中の100を超える厳選された場所を探索して学ぶことができる。Googleとも連携予定。

ビジュアル

 12の抽象的なビジュアルが含まれ、各ビジュアルに応じて変化するように作られた音楽を再生。同期したグラフィック要素と共に曲のリズムも変更可能。

インテラクト

 多数のインタラクティブ機能を組み込み、ユーザーがリアルタイムでプロジェクションやサウンドを自由に操作できる。

ポリゴン

 形状、ライト、速度、角度、線と角度の数、回転、寸法制御を備えたアニメーションパターンを通じて3Dモデルで形成される。アニメーション機能も変更してユーザーフレンドリーな独自のエクスペリエンスの作成が可能。

MXLiveに追加される新機能

 360度カメラにMXLiveアプリを搭載した「MXLive」は「MK360」のアドオン。4Gルーターを付属しており、LANケーブルでつなぐことで、MK360にデータ転送、即座に投影、いつでもどこでもライブストリーミングを開始できる。

 遠方でも低遅延で瞬時につなぎ、ストリーミングの効果が最大化するように設計されているという。

MXMirror

 「MXMirror」は画面共有を容易にできるように設計された「MK360」のアドオンアプリケーションとして実装予定。iOSデバイスやWindows PC、DVDプレーヤー、ビデオゲームなどをワイヤレスまたはHDMIケーブルを使用して、MKデバイスと容易に共有できる。また、HDMIを使わずにPCとモニターをつなげ、容易に大スクリーンでのプレゼンが可能となる。