電通は、メディアドゥがサービスを開始したNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)マーケットプレイス「FanTop」に参画したことを発表した。電通のコンテンツビジネスで培ったネットワークを活かし、IPホルダーの持つアニメやマンガなどのエンターテインメントやスポーツコンテンツの同マーケットプレイスへの出品を促進するほか、新しいファン体験の創出、新たなファンとの関係性構築の支援・推進を行う。
FanTopは、アニメやマンガ、スポーツなどのエンターテインメントコンテンツ、作家・アーティストを愛するファンが「欲しい」と思うアイテムを、NFT付きのデジタル“ファンアイテム“(ファン向けの収集品)として収集・鑑賞、ファン同士での共有、譲渡、売買まで最大限楽しめることを目指したNFTマーケットプレイス。NFTの活用により、ブロックチェーン上に保有者の記録が残り、IPホルダーとファンとの新しい関係構築が可能となる。
年内には、仮想空間に獲得したアイテムを展示する機能、自室や外でアイテムの鑑賞を楽しめるAR機能などを搭載したビューアアプリや、ユーザー同士がアイテムを売買できる二次流通機能をリリース予定とのこと。ユーザー間で売買される際にはIPホルダーも収益が得られる仕組みになるという。
同社はマーケティングやコンテンツビジネスで得た知見を活かし、ファン心理に基づくデジタルアイテムの企画・制作を行う。また、日本のアニメとマンガに特化した世界最大級のコミュニティー&データベースサイトを運営する「MyAnimeList」と連携し、海外のファンに向けたデジタルアイテムの企画・制作も推進していくとのこと。
電通の役割
- さまざまなIPホルダーに対してFanTopへの出品を促進
- デジタルならではの新しいユーザー体験を生み出すデジタルアイテムを企画・制作
- 広告スポンサーに対して広告キャンペーンでのNFT活用の促進 など