Webデザインシステムの開発や販売を行うエーリンクサービスは、CG、WebGL技術を使い、一般的なWeb制作技術では表現できない、3D表現やアニメーションを組み込んだWebサイトの制作を行うサービス「3D web site」の提供を開始した。個性やインパクトのあるデザイン表現が可能になるだけでなく、実用面においても従来のWeb技術では伝達できないようなことも表現できるなど、Webサイトを使ったプレゼンテーションの幅を大きく広げることができる。
WebGLとは、Webブラウザで3DCGをあらゆる方向、距離から自由に閲覧できる技術仕様のひとつ。特別なアプリのインストールは必要なく、誰でもWebブラウザで閲覧可能となっている。同社のWebGLは世界トップレベルのWebGLプラットフォームを目指して開発されており、色や素材の変更、異なる形状パーツへの変更、アニメーションも可能となっている。
同技術を採用するメリットは、次のとおり。
集客力の向上
WebGLの強みは、ユーザーからの反応や介入を促すことにあるという。ただ見せるだけのサイト作成ではユーザーは受動的となるが、同技術を採用することで、ブラウザ上に擬似的なインタラクションを発生させることができる。WebGLによって作成されたサイトは強い没入感をユーザーに与えるため、より深くユーザーをサイトに引き込み、より強力な訴求力を発揮する。
初期コストの削減
WebGLはプラグインを必要としない、ブラウザに搭載された標準仕様であるため、特別なソフトウェアを導入する必要がなく、手間も経費も軽減することができる。
効率性の高さ
現在ほとんどすべてのブラウザがWebGLに対応しているため、1回の作業で、すべてのブラウザに対応したサイトを作成することができる。