博報堂DY、テクノロジー専門会社設立 同社グループのテクノロジー開発体制と基盤整備を強化

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2022/04/04 12:00

 博報堂DYホールディングスは、生活者データを活用したフルファネルマーケティング実現のためのテクノロジー基盤の充実を目指し、テクノロジー専門会社「博報堂テクノロジーズ」を設立した。

 コロナ禍の影響によりオールデジタル化が急速に進み、生活者インターフェース市場は予想を超えるスピードで拡大している。企業と生活者がさまざまな接点で常時接続するようになるなかで、データをもとに、認知、興味、検討からCRMまで、一気通貫でアプローチする、いわゆる「フルファネル型のマーケティング」に対するニーズが高まっている。

 同社グループは、「“生活者データ・ドリブン”フルファネルマーケティング」への対応力を進化させ、クライアント企業のマーケティングニーズにより的確に応えるために、グループのテクノロジー開発体制と基盤整備のコアとなる新会社「博報堂テクノロジーズ」を設立した。

 新会社は、博報堂DYグループが基盤としてきた「生活者データ・マネジメント・プラットフォーム(生活者DMP)」を、メディアビジネス領域基盤であるAaaSやマーケティング実践領域も含め、顧客接点をフルファネルで統合・管理できる統合マーケティングプラットフォームに進化させ、さまざまな提供サービスの変革につなげていく。

 さらに、日々革新が進むクリエイティブ業務のデジタルトランスフォーメーションを推進し、世の中を魅了するクリエイティブを生み出すテクノロジー開発など、同社グループのクリエイティビティ×テクノロジーの社会実装をリードしていくという。

 さまざまな開発、推進体制を盤石にするために、テクノロジー専門会社としてグループ内のリソースを集約するとともに、エンジニアにマッチした人事制度、人材マネジメント体系を備え、新たに100名規模で外部人材の積極的な採用・育成を進めていく予定とのこと。