アドウェイズは、デジタル広告最大化ソリューション「AMP(Amplify Marketing Program)」をリリースした。
「AMP」は、同社がこれまでに手掛けた運用型広告支援システム群をすべて統合し、それらに蓄積された10年分のデータを融合させることによって新開発した中枢システム「AMPコア」が搭載された、同社独自のデジタル広告における広告効果最大化を実現するソリューション。
今回は「AMPコア」を利用したアナリティクスシリーズの第1弾として「AMPメディアアナライザー」をリリースした。
「AMPメディアアナライザー」は、広告プラットフォームのアルゴリズムと広告運用者の行動、そして広告効果の因果関係を解明することに成功した、まったく新しい広告分析システムだという。
「AMPコア」について
今回、新たに開発した「AMPコア」は、これまで作り上げた多数の運用型広告支援システムのすべてを融合した中枢システム。
これまで同社で開発した多数の運用型広告支援システム群は、時として連携が難しく、それらの機能やデータの融合は非常に困難なものだった。
この問題を解決すべく、同社では10年前より3つの巨大構想「プロジェクト : ストロボライツ」「プロジェクト : キャビネット」「プロジェクト : トマホーク」を推進。膨大な量の広告配信データや運用ログなど、案件、メディアの俯瞰的データから、動画クリエイティブ1秒単位の視聴率といった超極小粒度のデータまでを連結させたうえで、多数のシステム群をシームレスに稼働させるという構想のもと、中枢システム「AMPコア」が誕生した。
「AMPメディアアナライザー」について
今回「AMPコア」を利用したアナリティクスシリーズ第1弾として、「AMPメディアアナライザー」をリリースした。
「AMPメディアアナライザー」は、同社が10年に渡り開発を行ってきた運用型広告支援システム「STROBELIGHTS」に蓄積された広告配信データと、広告運用者の運用行動ログを「AMPコア」に融合させ、数億を超えるデータの調査を行った結果、広告プラットフォームのアルゴリズムと広告運用者の行動、そして広告効果の因果関係を解明して誕生したまったく新しい広告分析システム。
膨大なログデータからひとつずつノイズを取り除くとともに、データのなかに現れる変化が、システムのアルゴリズムにより起こされたものなのか、ビジネス的な事情を理由とした操作によるものなのかを分類したあと、膨大なパターンの分析を行うことで、複数のアルゴリズムの絡み合いを分離し、個々のアルゴリズムを解明することに成功した。
これにより、広告プラットフォームの挙動予測とともに、意図しないアルゴリズムが発現した際に、運用者が取るべき行動をサポートすることが可能となる。
“高度に機械化された”分析チームを結成
「AMPメディアアナライザー」は、3 年前より開始された試験運用の段階から高いパフォーマンスを発揮してまいりましたが、非常に複雑なコントロールが必要となり、その活用には複数の高度な知識と経験を要することが課題とされていました。
そこで「メディアアナライズスペシャリスト」を中心とした“高度に機械化された”分析チームを結成することで、「AMP メディアアナライザー」の分析を有効に機能させるとともに、広範囲に渡って影響を与えることが可能な体制を構築いたしました。
先行テストでは、「AMP メディアアナライザー」を活用する「メディアアナライズスペシャリスト」の参加後に、広告配信量が121%上昇、CPAが32%改善する例などが生まれている。
今回の「AMP メディアアナライザー」の開発成功を受け、同社では今後も「AMP コア」を利用したデジタル広告最大化プロダクトを続々リリース予定となっている。