ライブリッツは、同じくフューチャーグループのネイロと協業し、ライブリッツが提供するメタバースプラットフォーム「MetaStation」にネイロの持つゲーム開発技術を融合させ、メタバース空間にてさまざまなビジネス活動ができるプラットフォームへ進化させる開発を開始した。説明会、セミナー、展示会、ショー、ライブイベントなどこれまで現実の会場やウェブサイトで展開されてきたコンテンツをメタバース空間で表現することで、新たなユーザー体験を創出するサービスを支援する。
ライブリッツはXR(クロスリアリティ)を活用したサービスの開発に積極的に取り組んでおり、日本テレビの番組「Going! Sports&News」にプロ野球投手の投球軌道をVRで再現するコンテンツを提供したほか、「MetaStation」にフューチャーのサステナビリティの取組みを再現。
ネイロはハードウェアや3Dの最新技術を活かしたゲーム開発、サウンド制作、バーチャルライブ制作など豊富なクリエイティブ事業の実績をもつ。またMMO(Massively Multiplayer Online:大規模多人数型オンライン。数百~数千人が同じサーバーに一度にログインしその空間を共有)を実現する高いネットワーク技術力を活かし、メタバース空間での企業のオンライン展示会を企画・開発する。
両社の協業により、「MetaStation」をゲームクオリティに引き上げ、よりリアリティあふれるイベント会場や店舗、オフィスの構築や、表現力豊かな3Dキャラクターによる案内や接客、来場者とのコミュニケーションが可能に。
今後「MetaStation」は、ライブリッツがプロ野球球団・読売巨人軍、ジャパンラグビートップリーグ・NTTドコモレッドハリケーンズ大阪、Jリーグ・清水エスパルスなど多数のスポーツチームに提供するEC・顧客管理システム「Fast Biz」との連携を予定している。これにより「MetaStation」上で来場者の顧客組織への誘導や、顧客限定のイベントや顧客間の交流促進など、場所にとらわれない多彩な顧客向けサービスが実施できるという。