マーケティングに関するコミュニケーションデザイン事業を展開するQoilは、CAMPFIREとのパートナー契約のもと、一般消費財メーカーなどに向けた購入型クラウドファンディングプロモーション支援メニュー「FUND FAN FUN(ファン ファン ファン)」の提供を開始した。
また、同メニューのファーストクライアントとして、ブリュードッグ・カンパニー・ジャパンのプロジェクトページを公開した。
コロナ禍以降、支援者に物品やサービスなどのリターンを提供する「購入型クラウドファンディング」の国内市場規模は急成長しており、2020年には前年比+198%の約597億円となっている(CAMPFIRE調べ)。背景のひとつには巣ごもり需要でEC利用率が伸びたこと、ふたつめには事業者側の経営状態悪化により、銀行よりも資金調達ハードルの低いクラウドファンディングが利用されるようになったこと、みっつめには消費者の消費行動において「イミ消費」(商品・サービスそのものだけでなく、付帯する社会的・文化的な価値に「イミ」を見出す消費行動)が重要視されるようなってきたことがあり、購入型クラウドファンディングはいま、消費者にとって新しいショッピングの場として利用されている。
Qoilは、購入型クラウドファンディングの活用により「認知・新規顧客獲得」、「既存顧客のロイヤリティ向上」、「手軽で自由度の高い販売チャネル確保」、「精度の高いテストマーケティングの実施」というメリットが生み出せることに着眼し、メーカーを中心とした事業者のプロモーション活動としての展開を支援する。
「FUND FAN FUN」について
「FUND FAN FUN」は、購入型クラウドファンディングにおけるリターンやコミュニケーション設計などの戦略部分からクリエイティブ制作までワンストップで提供するプロモーション支援メニュー。Qoilがセールスプロモーション領域で長年培ったノウハウとテクニックをもとに、プロジェクトを届けたい相手に魅力的に届けるためのクラウドファンディングの実施を実現する。
また、オプションとして掲載後のPRやSNS施策、過去の関連プロジェクトに支援した人へのターゲティング広告の実施、リターンアイテムの製作や配送業務なども対応可能だという。
ブリュードッグプロジェクトの内容
ブリュードッグ・カンパニー・ジャパンが取り扱う「ブリュードッグ(BREWDOG)」は、世界中の人々をクラフトビールの虜にすることをミッションとし、挑戦を続け、自分たちの意志で新しいビール文化を創ることを目指している。
今回のプロジェクトでは、BREWDOGが掲げる“PUNK(常識に逆らう)”を身に着けるアイテムとして、これまでキャンペーン賞品やフェス会場での販売といった限定的な展開のみとなっていたオリジナルTシャツ(イラストレーター・OKADAデザイン)などのアパレルグッズとBREWDOG「PUNK IPA」「ELVIS JUICE」「HAZY JANE」をセットにしたCAMPFIRE限定商品を、11月16日まで販売する。