国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」(SSFF&ASIA)を通じ、世界中のクリエイターとのネットワークを持つビジュアルボイスと、NFTなどブロックチェーン利活用で幅広い業界にビジネス支援の実績を有するデロイトトーマツコンサルティングは、2023年6月のSSFF&ASIA 2023のオープニングにあわせて、クリエイター支援プラットフォーム「Visual Voice Asset Platfor(VVAP・仮)」の提供を開始することを発表。なお、先駆けてβ版を2023年4月27日に公開予定。
「Visual Voice Asset Platform(VVAP・仮)」はクリエイターの未来と可能性を広げ、新たな活動の場を想像しファンとの接点を再構築することを目的に昨年6月にビジュアルボイスが掲げたプロジェクトを発展的に拡大させたもので、Web3.0時代に対応した、全方位的にクリエイターの活動を支援するプラットフォーム。
クリエイターのコンテンツを資産として永続的に保管可能な分散型ストレージ(IPFS)で管理するアセットマネジメント機能を中心に、クリエイター自身や作品のプロモーションを支援するポートフォリオ機能や、国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」に直接エントリーできるような仕組みを作り、クリエイターや作品の価値の向上をサポート、作品の頒布権、上映権、公衆送信権などの売買を可能にするNFTグローバルシネママーケットプレイス機能などを有している。
また、SSFF&ASIAで培ってきたネットワークやノウハウにもとづき、ブランディングムービーをはじめ企業のさまざまなクリエイティブニーズとクリエイターのマッチングや、クリエイターとファンをつなぐコミュニティやDAOの支援、制作費の資金調達やクリエイター支援のためのファントークン運用の機能の提供、オンライン・メタバースでのコンテンツ視聴環境も提供予定。
これらの機能により、クラウドストレージや動画配信プラットフォームなど個別に契約利用せず、クリエイターが自身のコンテンツを一元的にプロモーション・収益化していくことが可能になる。
VVAPの機能として提供するNFTグローバルシネママーケットをはじめ、クリエイターエコノミーの構築に欠かせないのが収益化していく際の法務、税務。ブロックチェーン技術の活用に豊富な経験と実績を有し、Web3.0事業に先進的に取り組むほか、デロイトトーマツグループの有する会計・法務・税部分野の幅広い知見を連携可能なデロイトトーマツコンサルティングがVVAPのシステム構築をサポートする。
VVAPではセルフカストディ型ウォレット「MetaMask」の開発元であるConsenSysが開発したWeb3.0サービス統合環境である「InfuraNFT API」を導入し、世界中のクリエイター、企業、視聴者に信頼性の高いサービスの提供を可能にする。
ビジュアルボイス代表の別所哲也氏は「2022年の映画祭で発表したNFTグローバルシネママーケットの構想が今やっと実現するとき。映画祭に集まる世界のクリエイターの『やりたいこと』を叶えるプラットフォームの誕生に、Web3.0時代の映画の未来像が見えてきました」とコメントしている。
また、デロイト トーマツ コンサルティング代表執行役社長の佐瀬真人氏は「新たな技術や価値観に基づきクリエイターの未来を拓くVVAPの開発は、まさに当社が掲げる"Lead the way"のスローガンと重なるものです。世界のクリエイターがその才能を存分に活かせる環境をデロイト トーマツの多様な専門性でサポートしていきます」とコメント。