前回の記事では「TikTok撮影のテクニック」を紹介しましたが、今回は編集編としてTikTok運営でよく言われる「最初の2秒で勝負は決まっている説」やバズるための編集方法についてお届けします。
編集の基本的な流れ
実際の編集テクニックに入る前に、全体の流れについて解説します。おもな流れは次のとおりです。
- 必要な素材(BGM、効果音、画像)を集める
- すべての素材を編集ソフトに読み込む
- 動画素材をタイムライン上に並べる
- 不要部分をカット
- 色調補正
- テロップや効果音、画像素材を追加
- 音量調整
- エフェクトやキーフレームを追加
人によって取り組みやすい方法は異なりますが、初心者の方はまずは上記の流れで進めることをオススメします。
TikTokでは「冒頭2秒のインパクトが大事」の真偽をプロ目線で解説
TikTokでクリエイティブを制作する際「冒頭2秒が大切で、そこでインパクトを残さなければならない」という話は聞いたことがあるかと思います。実際にこの説は正しいのか、プロの目線で解説していきます。
@doramamitaida01 結婚したい男と別れたい女#ショートドラマ #カップル #ドラマみたいだ #別れたい#結婚#ショートフィルム @イケメンズ(改名予定あり) @さいとう🍶🦋 ♬ 第ゼロ感 - 10-FEET
視聴者がスワイプするまでの時間は0.5秒~1秒
皆さんはTikTokを視聴しているとき、どのくらいのスピードで動画をスワイプしているでしょうか。弊社で調査したところ、ほとんどの方が約0.5秒〜1秒の間にスワイプしていることがわかりました。そして気になる動画に出会ったら2秒ほど確認して、そのあとを視聴するかどうか決めているようです。つまり「0.5〜1秒で手を止めるかどうかを見極め、2秒までの間で動画を見るかを判断している」ということになります。そのため、最初の2秒が大切なのは間違いありません。
冒頭の2秒でインパクトをつけるのは正しい?
では「冒頭の2秒でインパクトを残したほうが良いのか」と考えると、先述のとおり視聴者は2秒で動画を観るか判断しているため、ある意味で「正しい」と言えます。しかし、その前に0.5秒〜1秒で手を止めなければならないと考えると、インパクトを与える必要があるのは「冒頭1秒まで」。そのため、編集時には「冒頭の1秒でいかに視聴者の気になる状況を作り出すことができるのか」がカギになります。