アルは、NFTマーケティングツール「dango」を正式リリースしたことを発表。
dangoは12月22日(木)のベータ版リリースから約1ヵ月で、サービス内のNFT配布企画への累計応募数が7万件を突破している。
dangoとは
dangoは、NFTの総合マーケティングツール。2023年1月現在、新しいNFTコレクションを成功させるためには、リリースされる数ヵ月前からSNS上でマーケティングに注力することが重視されている。
そのための施策として、“Giveaway”と呼ばれる、SNS上でNFTなどを配布することで認知度を獲得する取り組みが有効。
Giveawayで配布されるのはおもに、NFTと、“AL”(アローリスト)と呼ばれる、新しく販売されるNFTコレクションの優先購入権。NFTプロジェクトの認知拡大を目指したい事業者やクリエイターは、dangoを使用することで、Giveaway企画をよりスムーズかつ安全に実施し、管理できる。
配布されるNFTやALを入手したいユーザーは、どのGiveaway企画が注目を集めているかわかったり、応募条件が一目でわかったりするので、気軽に応募が可能。
またdangoでは、ベータ版の機能として「ウォレット解析」機能を提供している。
これによって、応募者のウォレット情報から、所有しているETHの情報や過去のNFT取引履歴などを確認でき、企画者はそれらの情報を参照した上でGiveawayを実施できる。
dangoの仕様について
おもな機能
- NFTのGiveaway企画を立ち上げ、抽選または指名で応募者を選定し、当選連絡とNFTの送付まで行える機能
- ALのGiveaway企画を立ち上げ、抽選または指名で応募者を選定し、当選連絡まで行える機能
- 応募者情報のCSV出力機能
- 応募者の所有ETHやNFT取引履歴を確認できる「ウォレット解析」機能(※ベータ版の機能)
Giveaway企画の応募条件として設定できる項目
- 対象Twitterアカウントのフォロー
- 対象ツイートのいいね / リツイート
- 対象Discordサーバーへの参加
リンク
- dangoのサービスURL:https://dango.ooo
- dango公式Twitter:https://twitter.com/dango_nft
アルのNFTプロジェクトについて
アルはこれまで、大手出版社や大手レコード会社といった、コンテンツ / IP保有企業との協業を実施し、クリエイティブ活動を加速させるための活動に取り組んできた。
コンテンツ産業は日本における大きな強みであり、グローバルでの競争力になり得る。
そして私たちは、コンテンツ産業をより活気づけていくためには、新興のテクノロジーによってもたらされる波に乗ることが重要だと捉えており、Web3・NFT領域へ挑戦している。
その中の取り組みのひとつとして、昨年9月には初のNFTプロジェクトである成長するNFT「marimo」をリリースし、パブリックセールから7分で1万点の完売を達成した。
Web3・NFT領域には、日本のクリエイティブ活動を加速させる大きな可能性がある一方、国内のNFT市場はまだ規模が小さく、まずはより多くの人々が参入しやすい仕組みを作っていく必要がある。
そこでmarimoは、「NFTに興味があるけどよく分からない」という国内のNFT初心者に向けた企画としてリリースし、「購入者の約4割が初めてNFTを購入したユーザー」という結果を収めることができた。
今回リリースしたdangoも、より国内のNFTプロジェクトを活気づけていくための取り組みのひとつとして開発したという背景がある。
今後の展開について
今後、アルでは、NFTで日本のクリエイティブ活動を加速させることを目指し、コンテンツ / IP保有企業との協業を含めた複数の事業に取り組んでいく。
現在、新しいNFTコレクションとして、コラボ型きせかえNFT「sloth」を準備中。
slothは、ナマケモノのキャラクターである本体NFTと、衣装NFT、アイテムNFTの3種類があり、本体に衣装とアイテムを着せて楽しめるコンテンツとなっている。
衣装NFTやアイテムNFTは、アルのオリジナルだけでなく、さまざまな作品や企業とのコラボを予定している。
またslothでは、クリエイターがNFTを制作するきっかけを創出することを目的のひとつとしている。そのため今後、クリエイターが自由に衣装NFTやアイテムNFTを作り、出品できるプラットフォームを用意し、NFTの知識が少ないクリエイターでも気軽にNFTを販売できる状態を目指している。