ソーシャルアプリ「TapNow」を提供するサンゴテクノロジーズは、SBIインベストメント、East Ventures、アドウェイズ・ベンチャーズを引受先とした第三者割当増資により、シードラウンドにて総額1億円の資金調達を実施したことを発表した。
今回の調達により、今後の開発チームの強化ならびにグローバル展開の強化に注力していく。
同社は、“アジアから世界を驚かすサービスを”をモットーに、創業者の野間が中心となり、次世代SNSアプリ「TapNow」を2022年にリリースした。
SNS戦国時代とも呼ばれるなかで、消費者は、それぞれのサービスを利用用途やシーンによって使い分けするように。また、SNSを通じて人とのつながりが増える一方で、家族、カップル、親友など親しい仲間やコミュニティのつながり同士で、日常や当たり前を気軽に共有できるプラットフォームは数少ない。そうした市場の流れに注目し、TapNow が生まれた。同アプリでは、多くの人と繋がりを保ちながら気軽に写真を投稿できる仕掛けが多く用意されている。
ユーザーは女性比率が向上中だが、カップル利用なども多くあり、男性も一定数増加している。また、サービスの特徴として17歳以下のユーザーも含めるとZ世代の利用率が大多数を占めている。
創業者の野間氏は、これまで、ベトナムや中国でのモバイル広告サービスの開発、米国シリコンバレー系のアドテクノロジー企業で、世界の最先端にいるアプリ企業の活躍を見てきたなかで、海外展開に成功している企業の共通点やグロースマーケティングを学んだ。共通点として気づいたことは、サービスのデザインやマーケティング戦略は、“まずは日本から”ではなく、“最初からグローバルで”という設計だった。そうした背景もあり、自ら、日本から世界にチャレンジしたい、という強い想いがサービスにも込められているとのこと。現時点でマーケティングは日本のみだが、海外ユーザー比率が15%を超えている。
資金調達概要
- 調達金額:約1億円
- 調達方法:第三者割当増資
- 引受先(敬称略、順不同):SBIインベストメント, East Ventures,アドウェイズ・ベンチャーズ
- 資金用途:プロダクト開発、マーケティング投資、採用・組織体制の強化
今後について
"日本から世界を驚かすサービスを"をモットーに、次のふたつに注力していく。
グローバルへのサービス展開
現在のユーザーデモグラフィックデータにもとづき、注力国を決め、ローカライズ、ユーザー獲得キャンペーン、ブランディング向上を目指す。
さらなる機能開発
開発チームの強化を図り、さらなる機能拡充と開発スピードを高めていく。