MS&ADインシュアランス グループの三井住友海上火災保険は、AIを活用した自動車保険見積書作成支援アプリを開発した。
本アプリは、スマホなどのカメラで撮影した自動車保険証券の画像をAIが自動で読み取る機能を搭載。従来、見積書の作成には数十項目の手入力が必要でしたが、本アプリにより、必要なテキストデータを自動で抽出し、簡単かつスピーディな作成が可能となる。ユーザーを待たせることなく保険を提案できるほか、代理店の見積書作成にかかるロードを軽減する。
三井住友海上は、ユーザーに信頼され選ばれる保険会社を目指し、今後も先進デジタル技術を活用した品質向上に努めていく。
本アプリの概要
同社代理店が、スマホ専用アプリでユーザーの保険証券を撮影し画像データを専用サーバに送信すると、AIが見積書作成に必要なテキストデータを抽出。代理店は抽出されたデータをパソコンで確認し、見積書作成システムに転送するだけで簡単かつスピーディに見積書の作成が可能となる。また、AIを活用しているため、撮影を行うほど識字率が高まる。
なお、本アプリは、MS&ADシステムのプロジェクト管理のもと、Arithmerと共同で開発している。
期待される効果
本アプリにより、ユーザーからの自動車保険証券の提示から見積書の提案まで約70%の時間短縮が見込まれる。